過去の遺産


大学時代はこんなことをやっていました。

当時作った動画がいくつかあるのだが,今見ても面白い。

AVIを圧縮するすべがないので今日は画像だけ。

解適合直行格子(AMR)による複雑形状周りの非圧縮・非定常流れ

非圧縮性流体の数値シミュレーションです。当時はパソコンの性能が日々進化していました。ペンティアム3の時代です。

堕落者としては格子を自分で切ったりするのが面倒だったので勝手に格子が変化するという「解適合格子」の研究をしました。

研究室では直交格子が流行っていたので非構造の直交格子を使って計算させました。

解適合直行格子(AMR)による3次元流体解析

教授の「3次元もやってね」の一言で過酷な肉体労働の末,当時パソコン上では難しかった3次元の複雑形状周りの流れ解析を成功させました。

格子はポリゴンデータから自動生成してました。ポリゴンデータはフリーウエアのフライトシミュレータに付属するソフトで書いていました。

空間上の任意の点が物体の「内側なのか・外側なのか」という内外判定が大変で,ネットで調べたゲームの知識を応用してメッシュを切っていました。

この計算例では総格子数は500,000点だそうで,最少格子幅は翼幅基準で0.004だそうです。

ちなみにモデルはダブルデルタの紙飛行機で,Re=4000で迎角10度だそうだ。


参考:第16回数値流体シンポジウム:講演番号A29-3:解適合直交格子による非圧縮・非定常流れの解析

Adaptively-Refined-Cartesian-Grid is suitable for compressible flow. This paper shows application of AMR (Adaptive Mesh Refinement) to incompressible and unsteady flow. Some techniques such as interpolation, cell control methode, Fuzzy Smoothing and adaptation criterion are introduced to reduce the numerical noise in pressure distribution. Examples of flow field around 3D complex geometrin model are shown.


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