11:00 2014/01/29 ●だいぶ更新が空いてしまった。 年末を挟み,色々あったが,最近の進捗などを書き残しておく気になった。 まず,メモという意味では風邪をひいている。 3連休明けの火曜日は1/14,やや熱っぽく,水曜日は元気で会社帰りに買い物・・・ 木曜日は熱っぽくて体がだるく早めの帰宅。 金曜は休み。医者に行ったが軽い発熱と体のだるさだけじゃわからんと・・・ インフルエンザは陰性。 ツムラの9番だったかなを処方してもらった。 金曜は会社を休み,午前中3時間,午後3時間昼寝して,8時に寝る。 体がだるい・・・ 土曜日は昼飯を食べに神保町へ外出。子供を置いて先に帰る。 日曜日はごろごろしてた。 月曜日出社,医者に行こうと思ったが午前中に打ち合わせがあった。 やや胸の苦しさを覚える。咳がではじめたのもこの頃かな。 火曜日出社,遅くなる。水・木・金は早めの帰宅。 土曜・日曜はゴロゴロするも両日ともに子供と公園に2時間ほど遊びに出る。 この頃から痰がひどくでるようになった。 黄緑色の痰がでる。 月曜は5時半を待たずに帰宅。 火曜も7時前に帰宅。 今日は水曜日。だるさがだいぶ取れてきた。 なんか,何年か前にも同じような症状になった気がする・・・ ということでここにメモっておくと数年後に役に立つかもしれない。 そんな体調不良のあおりを受けて,スピーカー工作は遅々として進まない。 現状,溝掘りが終わり,仮組ができる段階に来ている。 補強板の加工が残っているのでそれをやっつけなければならない。 12:13 2014/02/06 ●またもう一週間たってしまった。 土日は実家の友達と子供たちを交えて遊び,帰宅後子供たちと共に就寝。 昨日(水曜)は久しぶりに飲みに行く。 ヒロシマ風お好み焼きをたらふく食べた。 やっと痰が止まってきた。と思ったら青っ洟がでる。あおっぱな。 また子供からもらったらしい。このまま花粉症に突入したら辛いな・・・ 朝晩鼻うがいをしてるけどびっくりするほど青っ洟。 咳のしすぎで背中が痛い。頭痛にもなる。耳鳴りする。めまいか?と思うこともある。 なんだかな〜 それでも普通に通勤して,ちょっと早めに寝て。ご飯も普通に食べて。 食欲がいまいちなので,体重も減り。なんだかな 15:33 2014/02/14 ●忘れもしない2/6くしゃみから始まった。 鼻水がでる。しかも青っ洟。 まだ出てるぞ。耳鼻科に行こうと思ったけど。治ったと思って行かなかった。 朝は調子いいんだけど。。。 咳と痰は治まってきた。まだ出るけど。 後頭部をたたくと奥歯が痛い。以前同じ症状になったことがある。 もしかすると蓄膿の影響なのかもしれない。 左側だけだったが,今は右側も痛みがある。 毎日朝晩鼻うがいをしている。サラダオイルをちょっと垂らすといい感じになるのに気付いた。 現在68.5kg位。年末は71kg位だったかな。体調悪いダイエットはお勧めしません。 生涯最高体重が夏ごろだったか?75kgを超えて瞬間最大風速で77kgまで行ったような・・・ 記憶があいまいだが。 その間に痔になったり,背中の痛み,たぶん腎臓ではなかろうか,があったり。 健康診断で血糖値が高いだの糖尿だの言われてへこんだり。 曲がり角を曲がってしまったことを実感するに至り,間食をやめた。 おやつとジュースはやめました。 だけど,代わりにピーナッツを食べてました。 それも今ではやめました。 ピーナッツは殻付に限ります。なぜって剥くのに手間がかかるから。 剥いてあるバタピーなんて最悪。手づかみで食べられますから。 最近は煮干しを食べたりしてます。 それでタンパク質が不足気味なのか,風邪の治りも悪い気がしてる今日この頃。 健康問題をここに記す頻度が高くなるなんて思ってもみなかった。 そういえば旧友が倒れて入院したという連絡を受けた。 なんというか,何ともいえない。複雑な心境だ。 最近,現実逃避がひどい。今日は雪だし早く帰ろう。 現実とはなんだ。何が現実だ。 スピーカーは完成させるべきなのか,完成しない方がいいのか。 なぜ,こうまでして創作活動,生産活動を続けるのか。 消費についてもそうだ。なぜ消費活動を続けるのか。 じゃあなぜ時間は流れるのか。子供は成長するのか。 100万年後の地球はどうなっているのか。 太陽の活動はいつまで続くのか。 そんなの関係ねえのよ。崇高な悩みを抱えているってウツになっている自分によってみたり。 お気楽で能天気,そうズボラな人生を送っていければいいわけで。 やっと体調が戻ってきてなんかいろいろ考えちゃうんだけど。 まあ,課外活動も来週ひとつの山があり,そういえば上司に耳打ちしとかないと。 そっち系も推進した方がいいのか,それともやる気がないのか・・・ やる気はないんだけどね。いつでも。本業も。 そんなことを言ってられない状況に巻き込まれつつ。 自分の価値観にしがみつき,スピーカーを完成させることに固執し,でもできなくて。 それでも頑張っている自分に酔ってみたり。 子供の相手も中途半端で週末は流されるようにダラダラして。 なにか主体的に取り組んでいることはないのかと考えるとスピーカーしかなかったりして。 じゃあ何よ,自分勝手な人生なのか。と問われれば周囲に流されまくって休みもろくにとらず。 自分のやりたいことも中途半端,世のためにはならない,人のためにもならない。 そんな自分に存在価値があるのかどうかなんて興味はないし。 なんとなく生きてるんだからそれはそれでいいし。 普通が一番。身近にある幸せに気付けばいい。なんて空っぽな言葉に同意して。 清貧で行こう。なんてケチなだけだし。 ああ結局時間はただ流れていくだけで,自分は追いかけているのか,追いかけられているのか。 そんな自覚もなく。堕ちるとこまでおちようと決心してるわけでもなく。 堕落者の生態学はなかなか一筋縄ではいかない。 オリンピックも開催されているがどうも面白くない。 関係ないか。東京オリンピックはどうだ。身近だぞ。 ああ,でも,ボランティアで参加するのもいいな〜 漠然と考えたり。 堕落者は堕ちきることもできず,宙ぶらりんな気持ちで,今日は雪だから早く帰ろうとか考えたり。 でも,堕落って素晴らしいことではないか。 なんでもないこと。ぼーっとしているわけでもない。 寝ているわけでもない。なんかヌメーっと生きていく。 ぬらりひょんみたいに心の隙間に生きていく。 貧乏神や死神とは違う。迷惑をかけないし,役にも立たない。でもなんとなくそこにいる。 そんな存在感の薄い存在でいいのか。 自己顕示欲ってのはないのか。 マズローの五段階欲求説はどうした。 自己実現だろ。他人からの評価が必要だろ。 日本じゃ安心安全が担保されているから,家族の一員として認められ,上司がいて部下がいて。 それでいいじゃん。 でも自己実現なんだろ。 だから今はスピーカーを完成させることが自己実現なんだよ。 誰に頼まれたわけでもなく。誰のためでもなく。 何のためなのかわからない。でも何かある。何かがありそう。 手に入れた時にはむなしくなるのも知っている。 それでも何かあるかもしれない。それでいいのか。 いや,だから,そういうのは仕事上でもあるだろう。 課外活動でもあるだろう。じゃあなぜこうもモチベーションが上がらないんだ。 自分の活動が認められていないからなのか。 そんなことはない。 必要性を感じないから。 いや,結構必要だって言われているよ。 じゃあ,新入社員当時のやる気はなんだったのよ。 あ〜これが中年病。いやだからわかってる。 いやわかってない。疲れるの嫌だし。めんどくさいし。 あーもういいや。やめ。 17:58 2014/03/07 ●大体,いつも時間をかけすぎなんだと思う。 初動を早くすることが課題だということを再認識しよう。 どこかに書いてあった。 最近,頭が鈍ってきた。 鈍ってきたからこそ集中力が出てくるときもある。 ただし,妄想力は低下している。 何か自分の中で何かが固まってきたような気がする。 決していい方向ではない。体の柔軟性が失われていくように思考の柔軟性も失われていく。 通勤時間が長いのもあまりよくないかもしれない。 10:38 2014/03/19 ●サイトマップジェネレーターを作ってみた。 お得意のエクセルVBAで。 今までは手動で更新してたけどめんどい。 記事かいたらHISTORYとSITEMAPを更新しないといけない。 と言うことでSITEMAPは自動生成にしておいた。 最新の更新10件と言う機能もつけてみた。 自動とはいえ,エクセル開いてボタンを押す作業は必要だけど。 HTML編集を手書きで行う修行を初めて10年以上たつけど久しぶりに上達した。 20:55 2014/03/29 ●オーディオ遍歴を考えていたら楽しかったけど。冷静に考えるとおもしろくない。 デッカとガラードでガンズのAFDを聞いていたとか。 19:08 2014/04/07 ●うーん。眠い。部屋片づけなきゃ。測定環境整備しなきゃ。 23:34 2014/04/11 ●ARTAでインパルス応答を測ってみた。 PCM-D50をエンクロの内部に入れた。ユニットは取り付けていない。 吸音無しでは200msec程度の残響が発生している。 ウールの座布団を入れるとかなり残響が短くなる。 100円ショップで買ってきた紙皿を2重にしたモノを4つ内部に取り付けてみた。 リフレクターとして定在波を低減する働きに期待した。 確かに取り付ける位置によって残響時間が半分以下に短くなる。 とはいえ,少しで吸音材を入れると大きく残響が減るのでリフレクターをわざわざ使う意味はあまりないかもしれない。 リフレクターは内容積が元々少ない小型スピーカーでは効果的かもしれない。 吸音材詰めた場合に低音が出にくくなるということもあるらしい。 十分容積のある大型エンクロなら全面に吸音材を貼り付けても低音の損失があがると言うことはないだろう。 ということで方針変更。 リアパネルは吸音材をしっかりとはる。 波型に張るのがよいだろう。 両サイドは対向面積を減らすべく吸音材を張る。 全面じゃなくても大丈夫だろう。 上下方向の定在波は結構しつこいみたいだ。 天板にもしっかり張ろう。 隅からも反射を感じる。隅に吸音材のカタマリを置くと残響が減るように感じる。 隅にも吸音材を置こう。 地板にはリフレクターを取り付けてもよいかもしれない。 14:51 2014/04/15 ●気づいたらふゅーくすの回路図が公開されていた。 おそるべし,サイトマップジェネレーター。なし崩し的に公開。あれから2年たつんだね。 ギターアンプ虎の巻も公開されてるし。コンテンツは空だけど。 スピーカーの完成が近いぞ!ゴールデンウイークにリビングデビューしよう!! まだ亜麻仁油臭さが抜けないけど。完全乾燥に何週間かかるんだろうか。 15:57 2014/04/24 ●やっとのことでD130のエンクロが完成した。 全てをAssyし終えて最初に流した曲はECのアンプラグド。 マーチンを目前で聞いているような感覚に襲われる。 ちょっとツイーターのレベルが高い感じがするが,しばらく聞いてみようと思う。 なんといっても非常にワイドレンジ。夜中0時にならせるボリュームでも低音から高音までスッキリと聞こえる。 足りないものリスト・・・ 巻き線抵抗:現在4.7Ωだから10Ωまで刻みたい。 コンデンサ:現在1.0uだから,0.22uFから2uFまで刻みたい ベルデンのSPケーブル8670だっけ。4メートル あ,あと2514だっけが足りないかも。6メートル必要 GWの休みを生かして測定をしてみようと思う。 あーだこーだいうよりも音を出してみるが易し。案ずるより産むが易し。 そしてこの音を聞いてしまったら小口径には戻れない・・・ 将来的な応用としては,スコーカ―を追加したり,ミッドハイとして10cmくらいのフルレンジを載せたり・・・なんてことも考えられる。 今朝,箱をよく見たら1974と刻印があった。 40年の時を超えて我が家のリビングに咲いた15インチの花は見かけをはるかに上回る大輪だ。 ランシングさんありがとう。 ガルシアのギターが沁みます。 すべてはこれでいいんだ。間違ってなかった。と再認識。 50Ωの巻き線POTと10Ωの固定抵抗をパラって調整しよう。 17:30 2014/05/01 ●ケーブルをベルデンに交換して,ATTをいじっていると家内に音がクリアになったと言われた。ほんとかな。 ベルデンサマサマか。 さて大音量を出してみた。気持ちい・・・ 大型スピーカーの快感が味わえる。 高域の美味しいところ,痛いところとも言うが5kHz付近がすっきりしているせいか聞きやすい。 低音はバンっとはりの良い低音が出る。 ただ大音量に慣れていないので,すぐ絞っちゃった。意味無いね〜 ツイーターが結構派手なのでもう少し絞った方が良いようだ。 ユニットパラに抵抗を入れればいいのか・・・30Ω〜50Ωだろうか。 18:30 2014/05/09 ●コモンモードチョークを電源に入れようとしているが,過渡応答を確認しないとダメか。 容量負荷で矩形波を入れて確認してみよう。 GWが終わった。 次男の成長に驚く。 スピーカーはおおむね愛されている感じがするが,やはりでかいな。 10インチ2発がちょうどよいような気がしてきた。 軽くてフラフラのユニットを大きなトールボーイ型の箱に入れるか。 その方が邪魔じゃない。でも倒れやすいな。アブナイか。 アンプはスナバーとコモンモードチョーク入れれば完成かな。 DC化を行ってみたいけど,ちょっとめんどいな。 オフセットをもう一度確認しよう。 22:26 2014/05/11 ●オフセット確認してないや。 VCXO DACを持ち出してきた。やはり良い音。 気になる部分がいくつかあるので改良していきたい。 VCXOをバイポーラ化する。 地デジ音声やDVDも再生できるように48KHzにも対応する。 地デジは48kHz,44.1kHz,32kHzに対応する必要があるとのこと。 実際は48kHzが優勢みたい。 周波数は手動で切り替えになるんだろうケド。 バイポーラVCXOはDL4で検討したプッシュプル形式にするか。 もしくはコルピッツにするか。 あとは大げさになるけどレギュレーターの低ノイズ化も考えられる。 回路規模的には難しいか。 取り組んでみようかな〜 22:31 2014/05/20 ●TASCAM -10dBV -> +6dBV(1V=0dBV) +4dBu -> +20dBu (0.775V=0dBu)プロ M-Audio +2dBV(0dBuモード) +4dBV(-10dBVモード) wiki 放送用および民生用映像機器では-20dBu 民生用音響機器では-10dBV 米国音響機器+4dBu 地デジ 250mVrms(-18dB) -12dBV→+6dBV 22:43 2014/07/13 ●LME49600を使ったヘッドフォンアンプをD130につないでみた。 ±250mA,電源は±5V,マイナス電源はチャージポンプと言ったお気楽使用だが。 なかなか侮れないじゃないか。 LM1886だっけ?を使ったブリッジアンプのノイズが気になるので試してみたのだが。 ヘッドフォン用の仕様だけにノイズは全く気にならない。 クラプトン・アンプラグドのピアノの定位を今まで気にしなかったのだが, 左手側と右手側でパンをふってあるのに気づいた。 と言うことで色々考えたがやはり10Aもの電流容量は必要ない。 LME49600でD130用のパワーアンプを作ってみよう。 電源は10V位かな?安定化してもいい。 コンデンサを大量に入れるか?いれないか? お得意の高速,高PSRRのレギュレターにしてもいいじゃないか。 というか,レギュレターをLME49600にしてもいいわけだし。 まあ,ソレも考えてたけど・・・ 放熱は多少考えないといけないかな。 入力はバランスうけ?音量は電子ボリュームにしてみる? クリップ検出を設けたいな〜そうなると電流検出が必要になる。 それはあまり考えてないな。電源を安定化するなら割と簡単に実現できそうだけど。 安い石ではないけど。もし電源を安定化するならステレオで4つは最低必要。 電源は左右別にしたほうがいいような気がするぞ・・・ 電子ボリュームの制御や組み立てはどうしよう。 自分でやってみるのも一興だな。キットでもいいけど。 PICとロータリエンコーダと7セグでもいいし。 22:35 2014/08/09 ●MOGAMIの3368を購入。 Switchcraftの280番で試してみる。 出音デカイ。倍音美味しい。と感じた。 2524と比べての話だけど。 配線材の比較では結構微妙な戦いだったことを考えると差がある。 そういえばシールドケーブルの比較を真面目にやったことはなかったか。 入手はTOMOCA。人間ドックの帰りに秋葉原により,ラジオ会館に行ってみた。 昔ながらの2階の同じ場所にTOMOCAが戻ってきた。 気の迷いで床においてあった3368を3m購入。 プラグはいつものスイッチクラフト#280にした。 浮気してはいけない。 1点問題がある。 3368は直径が8mmくらいある。 #280は7.5mmくらいまでなので入らない。 10mmのドリルで穴を拡大してやる。 快削・快削。真鍮系の材料なのでよく削れる。 3368は横巻きシールドだが,樹脂の繊維が編みこまれている。 これで屈曲性,軽さ,耐久性などの相反する要素を実現しているのだろう。 シールドをほどくのがややめんどくさい。 シールドの直下にも黒い半導体層がある。これもタッチノイズ防止に貢献しているのだろうか。 絶縁材は発泡性でおそらくポリエチレンだろ。 MOGAMIは発泡ポリエチレンをよく使うが,半田づけの熱で溶けやすく工作が難しいという印象がある。 3368は架橋がしっかりされているのだろうか。かなり丈夫で溶けにくい。 そしてなんといっても白い絶縁体と内側の黒い半導体層がしっかりと癒着しているのが驚きだ。 タッチノイズの発生を極限まで押さえるためだろうか。 ハイインピーダンスの配線は様々なノイズが発生する。 このログのどこかに書いてあるのだが,記憶を手繰ると・・ 電荷放出効果とトライボ効果が主だろうか。 絶縁体の変形に伴い電荷の吸収や放出が起こるのが電荷放出効果。 トライボ効果はあまり知られていないが,絶縁体表面の摩擦によって引き起こされるノイズ。 絶縁体の表面は局所的に高電圧が帯電しても放電されないため,表面に電位を持つ。いわゆる静電気だ。 それがバックエレクトレットコンデンサーマイクの原理あったりするわけだが,そんな表面を導体が動くとノイズが発生する。 つまり,プラスチックの下敷きで静電気を発生させ,その表面を針でなぞるというイメージだ。 そうすると表面に帯電した電荷を拾ってノイズが出るだろう。 ポリエチレンはピエゾ効果は少ないと思うが,電荷放出効果はあるだろう。 トライボ効果は絶縁体としての性能が高いほど発生しやすい。 綿や絹などの天然繊維は絶縁抵抗が低いのでトライボ効果は発生しにくいだろう。 エナメル線は導体と絶縁体が直接摩擦しないのでトライボ効果が発生しにくいだろう。 長くなってしまった。明日は台風が来るのだろうか。 最近流行ではないが,PADのケーブルは液体が満たされているらしい。 なんでもPADのケーブルは海底油田に開発された技術を使っているらしく,機械的ノイズを低く抑えるノウハウを生かして作られたらしい。 21:53 2014/08/23 ●レノボのPCを買った。Win8の10インチくらいのやつだ。 たったいま,ファンクションキーの設定を変更した。 半角変換にF10を多用するのにFnキーを押しながらでないとF10が効かないからだ。 BIOSで変更しなければならないとは。。。 ところで。 人間ドックで聴力検査をしたのだが,左耳の4kHzが35とわるい。2回連続なので偶然ではなさそうだ。 WaveGenを使って自分で試してみたのだが,確かに左耳は4kHz〜5kHzが聞こえない。 高い周波数が聞こえないのかと一瞬絶望したのだが,8kHzや10kHzは左耳のほうがよく聞こえる。 ピンクノイズを聞いてみると左耳と右耳で音色が異なる。ある意味ショック。 イアホンを入れ替えてみても同じ。 左耳のほうがややドンシャリでシャーといった音。 右耳は4k〜5kHzがよく聞こえるのでジャーっといった感じ。 よく聞いてみると左耳は4kHzの耳鳴りが常に鳴っていて,それに小さい音がマスクされてしまうようだ。 まあ,爆音生活に身に覚えがあるのでしかたないか。 よくよく耳鳴りを聞いてみると8kHzくらいにもある気がする。 メンタルがやばくなると耳鳴りが気になり悪循環に陥るようなので目安に使おう。 耳鳴りが気になるような精神状態になったらやばいということだ・・・ 耳鳴りが発生するのは生物的に何か意味があるのだろうか。 それとも単に聴覚が破壊されて不可逆な変化が生じているだけなのだろうか。 味覚が破壊されたり,嗅覚が破壊されたりするが,慣れるということだろうか。 しかし,Win8なかなか手ごわいな。 15:16 2014/09/24 ●久しぶりに秋葉原に買い出しに出る。 11:00に到着してマルツが開くのをまち,ショッピング開始。 しかし,なかなか目的のモノにたどり着かない。 気付くと13:00だ。吉野家で牛丼をかきこむ。 門田無線で目指すヒューズホルダーを発見した時は感激もひとしおだった。 TOMOCAでBELDENの1304Aを購入。 これはCAT5のLANケーブルだが,LANケーブルの中身をアンプの配線材に使用する。 オーディオ用にLANケーブルを応用する例はスピーカーケーブルで見られるが,内部の配線材に使う例はあまり見かけない。 しかもなぜわざわざBELDENを選ばなければならないのか。高いのに。 それは「BONDED PAIR」という構造にある。 LANケーブルはツイストペア構造になっている。つまり,2本の線材を撚り合せている。 撚り合せることによりノイズに強くなる。インピーダンスが安定して高速通信が可能になる。といったメリットがある。 したがって,撚り合せた2本の配線がバラバラになってしまっては具合が悪いのだ。 そして,この2本の線材の被覆がくっついていてほぐれにくいのがBELDENの「BONDED PAIR」という構造だ。 もともとLANケーブルは裸銅(メッキなし)の単線もしくは7本撚り線という構造がオーディオ用には好適なのだが,さらにほつれにくいという利点が加わる。 アンプ内部の配線にはシールド付ケーブルを使うのだが,半導体アンプでは高電圧からの誘導も少ないので,ツイストペアで充分だろう。 シールドケーブルは容量が付きやすく帯域劣化を起こしやすい(ただし半導体アンプでは100kHz以上の話)。 ツイストペアの方が音質的にも信頼感がある。ちゃんと聞き比べたことないけど,明快な音を期待できる。 ということで,BELDENの1304Aの中身をアンプの内部の配線に使うことにする。 まあ,そもそもラックマウントプリアンプの時代から使っているから,10年前から使ってる常套手段ではある。 しかし,今回はボンデッドペアという新しい武器を手に入れてBELDENで配線するという悦に浸ることができる。 それで?それだけ。ともいえるけど。 ラジオ会館2階のトモカは旧ラジオ会館のそのまま位置にそのままの雰囲気で復活した。 若松通商なんかは自作オーディオがすっかり廃れてしまってずいぶんと閑散とした雰囲気だ。 ラジオガーデンに足を伸ばしたら立ち飲み屋になっていて失笑。 春日無線の周辺もシャッター街になってるし。 聖地巡礼とはよく言ったものだが,自作オーディオの衰退が激しすぎて虚しさと疲労しか残らなかった。 まあ,ほとんどの店が通販で生計を立てているのだと思う。 店頭での営業は常連さん向けのサービスなんだろうか。 秋葉原に通い始めて20年近くたつが,アレコレ店員さんに聞いてみたりすることがなくなった。 あの時代は店頭での会話が有益な情報源で,MJやラ技を舐めるように読んで予備知識を蓄えて決戦に臨むといった風状だったがいまではネットだ。 秋葉を徘徊しながらネットで検索し・・・というのはガラケー親父には難しいが,とにかくもうこれしかないというものを決めてそれを探しに行く。 しかし店頭には在庫がなく,帰宅してネットで通販となる。 やあ,巡礼の旅もなかなか辛いものになった。それとも自分で辛くしているのか。 パーツ屋の偏屈店主とのギリギリの会話を楽しむこともなくなってしまった。 ということで帰宅して通販した。 明日から沖縄旅行なので部品はまだこないし製作も開始できない。 ぼちぼちいこう。 23:16 2014/10/01 ●日立のMLFCが臭う。新品のスニーカーのような(可塑剤だろうか?難燃剤だろうか?)の臭いだ。 XLPEとの記載があるので架橋ポリエチレンだと思うのだがこんなに臭うか? ポリエチレンといえばビーメックスが有名だが,固くて癖がつけにくい。 難燃性と柔軟性を付与するとこんな感じになるのだろうか。 新鮮な電線だからだろうか。 600Vという耐圧も過剰に感じてしまう・・・ さて部品がそろってきた。そろそろDCアンプの作成を始めよう。 +6dBV入力時にたった2Wという出力(現状)だが,D130には十分ではないだろうか。 さらにオペアンプを足すと歪み率も下がるしダンピングファクタも上がる。しかし,今回は見送ろう。 シンプルに行こう。 15:20 2014/10/21 ●メモ 1000倍アンプOPA211 非反転アンプ,68//1.5k+2.0k=31.75倍を2段で1007倍 実測ゲインは1001倍だった。 AD823+LMEなんたらのヘッドフォンアンプは 1000倍するとボリュームゼロで70mV,ボリュームマックスで100mVのノイズ。 しかし,ACの漏れ込が見られるため測定環境が良ければ50mV程度ではなかろうか。 3.3VREGの出力も70mV弱と非常にローノイズだった。 アンプの帯域は1MHz取れているのでノイズ密度は1/1000になる あ〜やっぱノイズ測定って難しい。。 入力は差動(計装)アンプにしないとダメかな。 アンプのSIM進捗。 IVの負荷を100kにしてSIMる。どうも上側のFETの挙動がおかしい。 ゲインが上下で異なるようだ・・・ カレントミラーが微妙にロスっているのが原因ぽい。 IV抵抗は22kにしてみようと思う。 そうするとNFB40dBかかるのでよい感じ。 オープンループゲインはやはりエミッタ抵抗とIV抵抗で決まるようだ。 つまり現状は110−22kで200倍となる。仕上がりゲインを2倍とするのでNFBは40dB。 出力インピーダンスは20mΩ程度になりそうな予感。 REYの22kかっときゃよかった・・・ 14:10 2014/10/29 ●突発性難聴になった。 木曜日の夜に飲み会でハイボールをしこたま飲み,翌朝頭がぼーっとする。 耳がぼあーんとするのは飲みすぎるとよくあるので気にしなかった。 その夜,帰宅の電車で睡眠をとったら多少良くなった。 翌日土曜日には回復,やや左耳に自分の声が響く感覚が残ったが気になるほどではない。 しかし,子供が寝静まってからアンプ製作で2時間半田ごてを握ったら耳がぼあーんとしてきた。 9時過ぎには切り上げて10時に就寝。 日曜日は起き抜けにやや症状があるので30分ほど昼寝をしたら回復した。 夜も10時には就寝。この3日間はビールもやめた。 月曜の朝は症状がひどく,通勤電車で睡眠をとったらやや回復したもののあまりよくなかった。 そこで耳鼻科に行ってみると左耳が全体に聞こえにくくなっていて特に4kHzと8kHzは30dBを切っているとのこと。 色々と薬を処方された。 音楽を聞くためにアンプを作り,難聴になる。。。 何とも因果な業であろうか。 もっと気楽に考えないとダメだね。 世の中の自作屋さん達の感覚が少し分かってきたように思える。 半導体アンプを作るのは結構大変。SIMで遊んでるだけが気楽かもしれない。 回路技術より実装技術が要だという真理が見えてきてしまったり。 バランスをとってまとめあげる力が何よりも必要だろう。 それはそうと,薬のせいなのか体調がよい。。 頭がさえてるし,疲れも取れているような気がする。 22:42 2014/12/23 ●アンプの記事をUPした。 念願の半導体アンプをやっと作ることができた。 高校生の時にチャレンジしてから20年。 やっとまともなステレオアンプができた。 記事の内容はスゲーいまいちなので余暇を見て変更していかないといけない。 回路図の説明とか書かないといけない。なんででしょう。 別に説明しなくてもいいんじゃないの。 いや,だから,自分自身が見ず知らずのブログやHPに助けられてきたわけで,仮想的であっても恩返しをしないといけない。 そうか?いやちがう。どこかで誰かの役に立ちたいというエロい気持ちがあるからだろうか。 まあ,こうしてアンプがご機嫌に鳴ってくれているのがありがたい。 ただ,結局ATTを0dBにすることはできていない。 スゲー音がでかい。と言っておこう。 一応,ATT0dBで平均1W程度の設計なのだが,D130ってやっぱりエコなんだ。これがレイジーエコロジーなんだ。 でかいの邪魔だの言われて早一年。アンプが完成したことで家人の反応もよくなり新しいCDが欲しいとかいうし。 ジミヘンやらグールドやらマーカスミラーまで鳴らすことを強要されるわけだからかわいそうなD130だ。 クラシックも迫力満点で聞けるし,どうやら打楽器系に強いようだ。 やはり特筆すべきは小音量での実体感で,これはこれまで体感したことがない。 さらに電流帰還 MOS FET DC AMPを得たことで低域の伸びもよくなっているし,どこまでも音量をあげたくなる危険なシステムになった。 さすがに至近距離で聞いたら耳がおかしくなるが,家事をしながらでも音楽に浸れるし,3m位離れた距離で聞いている”今”がちょうどよい塩梅だ。 ルカサーのギターがいい具合だな〜 この時間にこの音量を出せる環境に感謝!今日は子供が実家だからか。。。 普段のATT設定は1目盛り目ですから。-60dBくらいか。 しかし,もう一つ。どうがんばってもスピーカーからノイズが聞こえない。。。 そんなに低ノイズにしたつもりはないが,そのうちヘッドフォンをつなげて確認してみよう。 10Wだとヘッドフォンアンプとしては各段にオーバーパワーだが,ノイズが少ないというのは収穫。 たとえば,ハムだけでも出ないように電源を安定化してやれば,出力5W位でスゲー音がするヘッドフォンアンプができるかも・・・ 21:18 2015/01/04 ●新年あけましたが。 今年はどんな年になるのか。 12:24 2015/01/28 ●体調が如何わしい。 去年もだったけど,鼻水系それも黄色や緑の鼻水や痰がでる。 鼻炎,副鼻腔炎,気管支炎のフルコースといった感じだ。 熱はあまりないが,体がだるい。ぎりぎり会社に行けてしまうのが危険。 まあ,無理すれば何事も何とかなる。そんな微妙な体調だ。 睡眠時間が足らないし,寒いし。しかしな〜 早く治らないかな。 Kind of blueを聞きながら・・・ ホーンツイーターを無指向性化するためにステンレス半球を買ってきた。 今はアッテネータはほとんど入っていない。 さわやかさはなくなってしまったけど,音場の広がり具合は良くなった。 指向性がブロードになったので,視聴位置による音質差が少なくなり,近くで聞いても苦にならなくなった。 まあ,SR用のツイーターを1mで聞いたらキツイのは当たり前だけど。 一人で聞くなら-25.5dBが限界,家族で聞くなら-42dBで十分。 ところで,配線材によって音が変わるという世界が認知されて久しいが,科学的に明確に説明できる人はそう多くないだろう。 カルダスの記事を読むとケーブルが電荷を蓄積する効果は確かにあるようだ。 高電圧を加えたケーブルを測定すると電圧を持つとか。放電に時間がかかるとか。動かすとノイズが出るとか。 例えばストラトのピックアップの配線が綿被覆でワックスコーティングなのはノイズを防止するためだったりするのかも。 つまり,綿は絶縁抵抗がそれほど高くなく静電気をため込まない。表面にワックスが塗ってあるので摩擦起電力もおきない。 ハイインピーダンスのケーブルは誘電吸収や摩擦帯電によるノイズがでやすいのは電流性のノイズはインピーダンスが高いほうが電圧が大きくなるからだ。 つまり,そういうことだ。 ケーブルで音が変わるのは事実であり,測定可能だということだ。 絶縁抵抗が高いケーブルほど電荷が抜けにくい。 誘電体吸収は伝送電圧が高いほど影響を受けやすい。 摩擦帯電の影響はインピーダンスによる。 じゃあ,ロー出しロー受けがいい? ロー出しハイ受けつまり,電圧伝送だと誘電体吸収のために歪んだり,漏れ電流でノイズがでたりするかもしれない。 ハイ出しロー受けつまり,電流伝送の場合は摩擦によって誘起された電荷をそのままIVしてしまうかもしれない。 そういう意味では50Ω伝送は意味があるということになる。ただし,電圧が高いと電力を食うけど。 その他に気付いたのは,エナメル被覆線は摩擦が起きない。 エージングすると落ち着くというのは内部に溜め込んだ電荷が解放されるから(なるほど)。 「テフロンには圧電効果がある」のではなくて,内部や表面に溜めこんだ電荷が解放されるときにノイズがでる。 ケーブルにDC電圧をかけてはいけないということか。 同じことがコンデンサー内部や抵抗器の表面でも起きているだろう。ということ。 オイルコンデンサーの音質傾向はこんなところに起因している?? 箔巻きよりもメタライズドでがちがちに固まっているほうがよい? 抵抗の絶縁被覆は剥がしたほうがよい? ギターのピックアップの配線はロウ引き綿被覆でいいんだ。 撚り線では導体同士がこすれ合うこともあるから単線がいいんだ。 被覆と導体の密着度はとても重要。 振動が音になるというの確かだからフォノイコになんでもつないで指ではじいてガンガン音がしたらダメという確認方法も正しかったということだ。 話はそれるが,ショックだったのはフェンダーからギター用のコンデンサーが発売されていたこと。 ギター用のコンデンサーは箔巻,タブ出し,振動しやすいと個性が出る。 オイルコンデンサーは内部の静電気を除去する役目があるのかもしれない。 ケーブルだってオイル漬けにしてもいい。 煮たら音が良くなるのもエージングが進むからだろう。 じゃあ,ケーブルを油で揚げればいいんじゃないか??とか。 油に強い被覆材ならいいかもね。 綿巻き線を亜麻仁油に漬けてみる?いや,スクワランオイルかな。 墨汁に漬けて,スクワランオイルに漬けて,亜麻仁油に漬けて,ワックスを塗って天日干しかな。 綿巻きのツイストペアがあるといいんだけど,自分で編む? レーシングで縛り上げるのもいいかな。 10:08 2015/02/07 ●エクセルでWAVEファイル用のコンプを作った。 演算は速度重視で単精度,4Byteで仮数部のビット幅は23bit,7ケタの140dBのDレンジとなる。 まあ,入力が16bitがそんなもんだろうか。 WAVEファイルのデータをエクセルのVBAに読み込ませてDSPのように数値演算を行い,ファイルに書き込むという。 まずフィルターはIIRのバイクアッドという形式で,係数を選べば任意のフィルター形式とできる。 LPF,HPF,BPF,BEF,PeakEQ,ShelvingEQなど。 ホワイトノイズで動作を確認した次数は大したことが無いのでキレはいまいち アタックとリリースのフィルターは単なるLPFだが,上昇は早く,下降は遅くしている。 入力信号の絶対値を取り,フィルターに入れる。 ゲインの演算方法は2通り選べる。オープン制御のコンプと等比制御のリミッタだ。 コンプは抵抗分割を模した計算とした。 ある閾値(スレッシュレベル)を超えた信号をOverLevel(=入力信号−スレッシュレベル)とすると Gain = RB / (OverLevel+ RB) RBはゲイン計算用の定数だ。 OverLevel=ゼロでゲインが1倍,OverLevelが大きくなるとゲインが下がる CDのデータは-32768〜32767の範囲を取るがスレッシュは1/4の8000くらい RBは5000くらいがちょうどよいように思う。 RBが小さすぎるとゲインの逆転現象,ダッキングを起こす。 リミッタは2倍超えたら0.5といった感じで等比的に制御している。 リミッタの出力からのフィードバックはかけていない。 Gain = スレッシュ / (OverLevel+スレッシュ) OverLevel=ゼロで1倍,OverLevel=スレッシュでゲイン0.5だ。 スレッシュは20000から25000くらいだろうか。 リミッタはアタックを早めに設定。2m〜3msec コンプは10msec〜20msec位がいいのだろうか。 調整方法だが,聞きながら値を変更できないので,処理して,聞いて,パラメータを変えて,処理して,聞いての繰り返し。。。 まずクリップがそこそこ発生する位に入力ゲインをあげる。 スレッショルドを上下してゲインリダクションが0.7くらいになるようにする。 コンプは楽器単体にかけるのよいだろう。 結局,キックの大振幅に全体が揺さぶられるのでトータルコンプを深くかけるのは得策ではない。 トータルコンプはぎくしゃくする。 トータルは薄くリミッタをかけるのが良い具合。 クリップ処理は単純にクリップさせただけだと音が途切れてしまうので,ピークを超えた信号は反転させて足した。 こうするとクリップしても細かい信号が消えずに残るので細かいニュアンスが失われることがないだろう。 こうして信号処理系を自分で作ってみるといろいろと分かる。 入力が24bitならば単精度では心もとないので倍精度にせざるを得ないだろう。 つまり64bit処理ということになる。 数値計算は添え字を一つ間違えても,()をひとつ忘れただけで結果が大きく異なる。 音を聞いて判断できればよいけど,微妙な違いしか出ない場合は正しく処理できているか検証が難しい。 しかもステップ実行では何が起きているのかほとんどわからない。可視化しながらデバッグしてやらないと難しいだろう。 そういう意味ではDSPよりスパイスのほうが可視化できるし,楽しいかもしれない。 計算能力が莫大にあって,データ容量を気にせず処理できるならばスパイスで計算させるのも楽しいだろう。 そもそも,今回自分でわざわざ信号処理する気になったのは市販のソフトのコンプがいまいちだったという経緯がある。 まあバンドルソフトみたいなものだから期待はできないんだけど,コンプをかけると左右のチャンネルで処理が異なったり・・・ エンベロープの動きが期待通りにならなかったり。。。 ということで自分で作ってみましたが,やっつけで作ると結構デバッグが大変なのでちゃんと考えたほうがよい。 メモリ使用量や演算の高速化,バッファメモリへのアクセスなどテクニカルな工夫の余地がたくさんある。 また,プログラムである以上,可読性も重要だとすると軽さ速さとわかりやすいプログラムを両立させるのは難しい。 遅延バッファは毎回データをシフトさせるよりリングバッファにしてポインタ制御にしたほうが処理は早いだろう。 FIRフィルタでは特に効いてくるだろう。でもそれじゃあわかりにくい・・・ ああ,リバーブもつくれるなぁ。 回路図やスパイスにはだいぶ慣れてきたけど,テキストでコーディングするのはまだ不慣れだな。 ということで,市販のオーディオ機器にもレコーディング機器にもソフトウエアにも様々なシーンで信号処理は行われている。 そのすべてのソフトウエア処理が桁落ちや丸め誤差をまじめに考えて,バグが一つもなくまともに動いているなんて,とても信じられない。 特に固定小数点のDSPなんて,ちょっと油断したら簡単に桁落ちしてしまう。 割り算の処理がもっとも難しくてちゃんと考えないと誤差が大きくなってしまう。 つまり全部倍精度で宣言しておいて,浮動小数点で処理して最後に丸める。 メモリ使用量や演算の重さなんて計算機の資産を湯水のように使えるんだから気にすんなって。 そんな時代なのかも。 できればリアルタイム処理ができるプラグインが作れればいいんだけどそれはとっても大変でとっても遠い世界の話な気がする。 手作りプラグインを作っている人っているのだろうか。 あんまり聞いたことないな。ソフトってそんなもんか・・・ 職人の価値なしという・・・ VSTのプラグインはCPPがあれば結構簡単に作れそうな予感・・・ モノを作って売らずに収入を得る。そんな商売を考えないとね。 21:51 2015/03/28 ●D130エンクロージャーの吸音用にサーモウール60を手に入れた。 今まで使ってきた手芸用の羊毛もよかったのだが,何せ分量が不足気味で鼻をつまんだような声が気になっていた。 前後方向の定在波か,ユニット単体の特性なのかわからないが,500Hz付近にピーク・ディップがあるようだ。 久しぶりにユニットを外したが健在のようだ。 大音量で試す機会を得られたので床が鳴るほどの爆音で鳴らしてみる。 嫌な音が全くしないのでいくらでも音量を上げていける。 しかし,実音を超える音量になるとスピーカーの置き位置や部屋の狭さが気になってくる。 さすがに全開にはできず,アッテネータはまだ余裕を残している。 コイズミ無線に行ったのだが,ホーリーコールでネットワークのテストをやっていた。 ホーリーコールはつい先週BOOK OFFで見つけて買ってみた。 確かにこの曲どこかで聞いたことある。 1曲目冒頭のベースとボーカルでスピーカーの特性をパッと把握することできる。 小口径でもちゃんと設計されていればベースの上にボーカルがポンと乗っかる感じで気持ちよく再生される。 しかし自宅に帰って再認識,大口径・大容量は余裕が全く違う。 冒頭のベースよりも中盤のブレイク部分でグッと沈み込む部分があるが,ここでベースが消えるか,沈むか,それが口径と容積の差になるようだ。 小口径ではベースが消えてしまうが,大口径ではベースがズーンと沈み込む。 Kind Of Blueの冒頭ではベースが一瞬複弦のオープンになるが,小口径ではただの団子になるが,大口径だと2本の弦と胴鳴りが区別して聞こえる。 ダイアトーンのセレクションだそうでかなり大衆向けだな。持ってるCDが多いが,追加したいものをメモ。 人となりが透けて見えてくるようだ・・・クラッシクや室内楽でよい録音を知りたいな。 エレクション・スペシャル/ライ・クーダー アトランティック・クロッシング/ロッド・スチュワート トランディション/スティーヴ・ルカサー ノマド・ソウル/元ちとせ POP CLASSICO/松任谷由実 ア・デイ・イン・ナッシュビル/ロベン・フォード ステップ・バック〜ルーツ2/ジョニー・ウィンター ワールド・オン・ファイアー/スラッシュ 良い録音とは何だろう。 各楽器や声の実体感はもちろんのこと空間を感じるスペイシーなサウンドがいい。 20:59 2015/04/19 ●ダイアトーンセレクションやっぱりいまいちかもな。 アマゾンは侮れない・・・ パワーアンプのバイアス回路に47uFを入れた。 理由は電源投入時のポップノイズ防止だが,思ったより小さくならなかった。 やはり,もっと大容量を入れないとダメなようだ。 47uFという容量を入れるにあたって,いろいろ考えた。 電解コンデンサーは使いたくない。 セラミックも使いたくない。 ということで一頻り悩んだ結果,タンタルを使うことにした。 タンタルは結構昔からある。 GEが開発したといわれている。タンタルを焼結して多孔質の状態にし,何やら含浸させてコンデンサとする。 電解コンデンサと同様に酸化被膜を使うため,絶縁膜を薄くできるため容量を稼げる。 大別してウエットタンタル,ソリッドタンタルの2種類あり,まずはウエットタンタルが開発された。 ウエットタンタルはケースが銀でできていることがあり,銀タンタルとも呼ばれる。 ソリッドタンタルは導電体として2酸化マンガンを使用している。 乾電池と一緒だ。2酸化マンガンは酸素を発生するのに使うことからわかる通り,酸素を発する。 タンタルコンデンサは逆電圧に弱く,逆電圧を印可すると劣化だけでなく,発火するとも言われている。 実際に実験したことはないけど。 使用を禁止している企業もあるくらいだ。 まあ,用途を選べばそれほど危険なモノでもなく,性能は良い。 セラミックコンデンサーのように温度特性が悪いわけではなく,電圧を印可したら容量が半分になるということもない。 電解コンデンサのようにドライアップの心配はなく,固められているため丈夫だ。 ということで47uFにはタンタルコンデンサを使ってみた。 ただ,ただし,漏れ電流がある。 構造が微細なだけに,微細な欠陥が残り,漏れ電流が発生する。 しかし,電解コンデンサと同じように自己修復性があり,微細な欠陥は電圧を印可することで消滅する。 それなりの電圧をかけてそれなりの時間が経てば徐々に漏れ電流は減っていく。 20V定格のコンデンサに18Vかけて放置していると最初は1uA程度の漏れ電流が見られるが,徐々に減っていき,最後には10nA程度になった。 印可をやめると徐々に電圧が減っていく。一晩たって電圧を測定すると15V程度の電圧が残っていた。 エージングが進めばそれなりに漏れ電流は減るようだ。 まあ,音質がどうのというとよくわからない。 電源にくらいしか使えないし。 で,結果からいうとポップのノイズはそれほど減らなかった。残念。 10mAで47uFに充電すると7Vに達するのに33msecかかる。 もう少し時間をかけてバイアスを入れないとダメみたい。 食わず嫌いはよくないかな。しばらく使ってみましょう。 それに,タンタルコンデンサは進化している。 逆電圧印可で燃えるというのは古い話だともいえる。 12:07 2015/08/19 ●5300平方メートルという数字をググると天津の大爆発の記事がヒットする。 この面積を円の面積に換算すると直径82メートルの円に相当する。 どう考えて小さすぎる。 この数字は新聞に掲載されていた。 爆発の映像とこの数字のどちらが先に報道されたのか知らない。 元ネタを検証無しにそのまま掲載する日本のマスコミの無能さを悟った一件。 話は変わるが,最近電源コードにはまっている。 また電線か・・・やっぱり電線なんだ。伝染している。 15:57 2015/10/02 ●FBポイントは入力段に落とした方が全体的には有利な気がする。 電源のGNDはあまり効果なし。 ポイントは共通インピーダンスを減らすこと。 GNDループの影響を最小限にするためには 信号源のGNDとパワーアンプのGNDを低インピーダンスで接続する。 PEC(パラレル・アース・コンダクタ)が効果的。 なんかGNDに電流流れてるし,スパイスようわからん。 20:13 2015/10/11 ●勢いだけでみどっレンジの平面バッフルに側板を追加した。 台形なのでなので大変だよ。 80度ほどの迎角を持たせてウーハーの上に置いているが,まあウイルソンオーディオを意識しているといって間違いないか。 子供たちもよく工作に付き合ってくれたが,まあ良く手が出ること。指の2〜3本切り落としてやろうかと思ったほどだ(嘘)。 無指向性ツイーターの改造もできたし,完成度は上がった気がする。 楕円の開口部も面取りを追加し,台形の辺も面取りしたし,それはもうブラシボー全開でいい音になっているに違いない。 あとは,ミッドレンジのハイパスをどうするのか具体的に考えることだ。 おそらく100uFくらいで切るのがいいのだが,コンデンサーを通すこと自体に抵抗を感じる。 じゃあ,トランスでもかまそうかなんて考えるが,そもそもDCアンプのモチベーションのひとつがトランスの排除,コンデンサーの排除なんだから いくらビンテージスピーカを使うからといってもクロスオーバーネットワークにトランスやコンデンサーを入れるのは抵抗がある。 だからと言って,直結じゃあでかい音出せないし。出さないか。 低音を入れるとその分振幅を取られるわけだからミッドレジンとしては厳しい。 後面開放なので,負荷もかからず,振動板はとても動きやすいわけだから。 大学のサークル時代,チャンデバを作った。HPF側の音が痩せると言われた。 低音を切ってるんだから「当たり前だ」。あきれてものが言えず,いや,何も言わなかった。 PAの場合,低音を切るのは耐入力を稼いででかい音を出すためだろうが。 どんなスピーカーだって振幅をとればとるほどやばくなるわけで,それは永遠のテーマだ。 振動板がふらふらで強力な磁気回路を持つスピーカーが最高だと思ったりすることもあるが, そんなスピーカーにちょっとでも大きな音を入れたら破たんする。 16:57 2015/10/28 ●視聴記 こんな風に書くとよいのかな? まず第一の特徴は全くノイズを感じないこと。 リスニングポジションはもちろん,スピーカーに耳をつけても全くノイズが聞こえない。 静寂の中から音が立ち上がってくる快感は今までのLM1886アンプとは全く異質の世界だ。 そしてどこまでもリニアに音量が上がっていく。 音圧があってもうるさくなく,どんどんボリュームを上げてしまう。 つまり,嫌な音が一切出ない。 真空管アンプでは容易に実現できるがトランジスタアンプではなかなか難しい。 非常にナチュラルで伸びきった高域は立ち上がりやキレといった言葉を意識させない。 低域はスピーカーと部屋に依存するところが多いので一概にアンプのおかげとは言えないが・・・ 沈みきっていて誇張感が全くない。ボンついたりゴリゴリした質感はない。 柔らかく風のような低音が自然に引き出されてくる。 音場は部屋いっぱいに広がり,細かなニュアンスやリバーブの飛ばし方が気持ち悪いくらいに感じ取れる。 特に打撃系の音や弦楽器の弦が目に見えるようだ。 さらには小音量での心地よさも格別。 フロアノイズに埋もれることなく音楽を楽しめる。 小音量でも低音の音階が正しく感じ取れるのも今までにない経験だ。 とか。むなしい。 11:41 2015/11/23 ●電流帰還アンプの調子が良い。 よく周りを見回してみるといつの間にか電流帰還アンプがあふれている。 かつてはオーディオ用の高級アンプというと入力段にDual FETを使用したものが多かった。 2000年代に入るといつの間にか電流帰還アンプが一般的になっていた。 アキュフェーズやマランツという日本ではメジャーなオーディオ機器メーカーが電流帰還を採用している。 デビュー当時気になっていてたダールジールのNHB-108もやはり電流帰還だ。 電流帰還アンプの優位性を整理したいと思っているのだが,,, 電流帰還アンプの周波数特性は帰還回路の周波数特性とは関係なくトランスインピーダンスと帰還抵抗の値で決まる。 容量性負荷がぶら下がった場合,トランスインピーダンスが低下すれば同時に周波数帯域も狭くなる。 このことからアンプの安定化が図られる。 もし強力な駆動力をもつ出力段があれば,存分に負荷を駆動できる。 この負荷によらず安定というのは重要かつ困難な課題である。 安定なアンプの最も容易な実現手段は無帰還アンプとすることである。 オーディオ用アンプが相手にするのは複雑なインピーダンスを示すスピーカーだ。 長すぎるスピーカーケーブルは容量性を示す。 こういった厄介な負荷をしっかり駆動するのがパワーアンプの役目だ。 先に出てきた無帰還アンプならば本質的に安定だ。 トランジスタアンプと真空管アンプというデバイスのが差が云々いわれることがある。 本質的な違いは負帰還の有無と出力トランスの有無であると思う。 話題は変わるが・・・ ダイヤモンドバッファもよく使われるところだが,PNPとNPNを組み合わせて使うことから温度特性が悪い。 それなりに温度ドリフトが出ることを覚悟せねばならない。 DC特性がよい。つまりオフセットが小さく,入力バイアス電流が小さく,アイドリング電流の変化が少ない。 さらにAC特性に優れている。つまり,スルーレートが高く,高い周波数まで出力インピーダンスが低い。 全てを満足することはできないのでバランスのよい点を探ることになる。 そのほかに重要なのが生産性とコスト。 真空管アンプよりトランジスタアンプのほうが性能をそろえやすい。 部品も入手しやすいものはコスト的に有利。 ユーザーの嗜好もまたアンプの性能を左右する。 結局はバランスということか・・・ 21:00 2015/12/13 ●久しぶりにPCM1704 DACに手を入れた。 12.288MHzに対応したのだ!! これは革命的な出来事でしょう。 いままで44.kHzのみ,つまりCD対応だったのだが,これに48kHzが加わった。 このことはほぼすべてのDVDとほぼすべてのデジタル放送を手に入れたことになる。 いままでは11.2896MHzのVCXOのみを搭載し,44.1kHzを頑なに守ってきた。 映画を大音量で鳴らすと非常に迫力があってよろしいのだが,今までは配線を入れ替える必要があった。 新たに11.2896MHzと12.288MHzの二つのVCXOを切り替え可能な回路を作った。 二つのVCXO,それを切り替える回路,簡単に言うけど難しい。 DAIFからサンプリングレートに関する情報を得てVCXOを切り替える。 構想は簡単なのだが,いろいろと障害があった。 もちろんVCXO自身が十分に低ジッターでなければならない。 切り替え回路も単純かつ,ノイズを発しない回路とせなければならない。 最終的にはコルピッツ形式の発振回路を二つ作り,電源ごと切り替えることにした。 両方同時に発振していてはビートが発生してしまう。 切り替え回路もできるだけシンプルにした。通常の水晶発振回路にダイオードを一つだけ追加する必要があった。 DC領域から低ノイズであることを考え,低周波用のトランジスタを使い,コイルは使わずにDC結合で製作した。 最終的にはC結してBPFをかければ帯域外のノイズは抑圧されるのだろうが, 発振回路自体がオーディオ帯域に至る低周波までも低ノイズである必要があると思う。 接続に当たっては3.3Vのステータス信号を5Vで一回たたき,それをPNPのトランジスタに与えて電源ごとON/OFFする。 それが一番影響が少ないと判断した。 出力用にエミフォロのバッファーを設けているが,入力はダイオードによるミキサーとし,ダイオードひとつで信号を切り替えている。 残念な点はコルピッツの出力では電圧が足りず,一度叩き直さないとメタステが発生する場合があったことだ。 もう一工夫するとよいかもしれない。 いままでは04によるVCXOだったが,CMOSは1/fが大きいのでオーディオ帯域ではノイズが多いと思われる。 それがクロックジッターに悪影響があるかというとないかもしれない。 でも低周波用のバイポーラトランジスタによる発振回路のほうが純度が高そうだ。 早速録画しておいたパイプオルガンの番組を大音量で流してみた。 収録の環境もよいせいか,自然なリバーブ感と重低音の響きがとてもリアルで悦に浸れた。ありがとう。 今回は時間がなくてかなりやっつけ,かつ試作一発なのでちゃんと動いているのかいまいち自信がない部分もあるが, VCXOは一応ロックしているので大丈夫だろう。 ロックするまでに10秒以上かかるのだが・・・ さすがに44.1kHzと48kHzを行ったり来たりすると最初の10秒くらいで音が飛ぶことがある。 でも度々出るわけでもないので,まあ,成功ということにしておこう。 ディズニー映画は案外音がよいので楽しめる。 子供と一緒に映画を見るにもよいだろうに。 今はテレビのクラッシク番組を流しているが,これも楽しみのうちになるかもしれない。 将来的にはもちろんハイレゾとか行きたいけど,今はまだいいな。 やっとウチにもDVDと地デジがやってきた。という段階。 ネットラジオに行きたい気分だな〜 PCM1704からPCM2704に鞍替えするのもあり??んなわけないか。 11.2896MHzと12.288MHzのツインVCXO搭載!伝送系のジッターを一掃。 といってもあれか,USBで非同期に伝送してやれば単なるクリスタルで済むわけで。。 弱い?いやいやだってそこまでの専門性はないから。基板を買ってもいいけどね。 そもそもまだ44.1kHzと48kHzをしゃぶりつくした感じがしないので。 14:12 2015/12/21 ●またしても一気に色々と片付けた。もちろんの部屋の片付けではない。作業部屋はひどいことになってる。 そのなかで面白かった出来事が。。 池袋のBOOKOFFへふらりと入ったのだが,ブルハーツのファーストが売ってた。 子供たちに受けが良いので買ってみた。 んで家に帰って中身をチェックする。 30年近く前のCDにしてはキレイだ。よかった。 ん?ラストギグス,ボーイ?? : なんと・・・ 作業部屋で絶叫した。 で,どうしたかというと,,, 先週,近所のBOOKOFFに同じCDがあったのだが,ケースが黄ばんで割れていたので買わなかった。 焼酎で温まった体で寒風を切り裂き,チャリンコを飛ばして買いに行った。 まだ売ってた。中身を確認して購入。 ついでに鬼平犯科帳も1冊補充。 ブルハ+ボーイは返品してもいいんだけど,ケースはきれいだから・・・ いやなに,ボーイは体に合わないという体質が災いしたというハナシか。 ・・・別件だが,徘徊中にオーディオの奥深さとめんどくささと感じた。 低音の表現で使う「風のような低音」と「沈みきった低音」という言葉がある。 「沈みきった」という表現は「深い低音」からやってきていると思われる。 英語だと「DEEP BASS」という表現になるのだろうか。JBLが好きな表現だ。 これら表現は一般的に低域の再生限界が低い周波数まで伸びていることを意味していて, より低い周波数を歪みなく大音圧で再生できる事を意味している。と思う。 この種の低音に音量感はなく音圧というよりも風圧という表現が似合う。と思う。 関連して「低音楽器の音階が分かりやすい」とか「速い低音」と言われることもある。と思う。 こういった低音を再生するのは難しい。大掛かりな装置と適切な部屋が必要になる。 相反する表現としては「重い低音」や「豊かな低音,量感のある低音」になるだろうか。 こちらは非常に簡単に作り出すことができる。 弱いマグネットのウーハーを小さな箱に入れて, さらには長いバスレフポートで低音を稼ぐとこうなる。 こういう傾向はケチな日本製スピーカーに多い。 空気の共振に頼って低音を出すため,歪が大きいし,特定周波数で共鳴するので音階が分からなくなる。 反応も鈍いため,もたついた印象を受ける。 また違うベクトルでは「軽い低音」や「反応の良い低音」もある。 こちらは強力なマグネットをもつ小口径ウーハーや,振動板の軽い古典的ウーハーの音だ。と思う。 40Hz以下は期待できない。 生楽器に最も近いのはもちろん「風のような低音」だろう。 ただし,適切に録音されていることが条件になるだろう。 余分な低音は単なるノイズでしかなく,不快に感じることも多いからだ。 したがって,適切に処理されたソースには入っていないことが多い。 さて,もっとも再現が難しい「風のような低音」はどのように再生すればよいか。 音は空気の圧力変化であるが,同じ音量の音圧を得るためには, 低音になるほど大量の空気を動かす必要がある。 動かす空気の量は振動板の面積と振幅の積で表すことができる。 したがって大口径のウーハーが圧倒的に有利だ。。。と思いがちだが,実際は違う。 もし,箱の容積が同じならば小口径の方が低い周波数まで再生できる。 ただし,最大音圧は依然として口径と振幅に縛られることになり,小口径は圧倒的に不利だ。 ロックコンサート並みの大音量で音楽を聴くのであれば38センチも有効だろう。 逆に,一般家庭の視聴音量では16センチもあれば充分だろう。 最近の高級スピーカーは20センチ程度のウーハーを数本使うことで良質な低音を得ている。 つまり,風のような低音を出すためには 適切な口径の強力なウーハーをできるだけ大きな箱に入れるのが第一歩になる。 38センチを使うなら200リットル以上は必要になる。1台が洗濯機位の大きさになる。 冷蔵庫並みの400リットルまで容積が取れるとまた別の世界が開けるだろう。 16センチなら50リットルでもよいだろう。それでも結構大きいけど。 どちらを選ぶかは経済的理由と家庭的理由で決めればいい。 さらに重要なのは部屋の構造。定在波が立たないように低音を吸音してやらないといけない。 まずは天井を高くする。3メートル,4メートル,5メートルもあれば青天井だ。 それから床下には吸音用のスペースを設けて定在波対策として,部屋の中央部を重点的に吸音する。 両側の壁は吸音しすぎるとスタジオみたいな音になるので程々に。 スピーカーとその後ろの壁の距離は十分に離す。最低1メートルは確保したい。 床からもかさ上げした方がよいだろう。 そしてリスニングエリアの後方,つまり自分の背中側も壁から十分に離れる。 壁の近くは特定のピーク・ディップを持った低音がたまっている。 こんなリスニングルームがあれば38センチ・ダブルや80センチ・ウーハーが良く働くだろう。 ということで実現は到底無理。バブリーな感じ。MJのお宅拝見でよくあるパターンか。 うちはD130を111リットルに入れて「軽くて反応の良い低音」として, スピーカーは壁ギリギリにおくことで不足がちな低音の量感を補っている。 結構満足してる。 16:34 2016/01/06 ●メモ。 ・SANSUI(サンスイ)ST-67B ・インピーダンス比(巻線比) 25:4-8-16(1.22:1) ・ざっくりした巻線比の予想 | 1次 | | 2次 | 白−赤−緑+白−黄−青−緑 5:5 : 2:2:4 ・容量は確か8Wだったか・・・ ・インダクタンスの実測 白: 154.3mH(1次側Hot) 赤: 96.8mH(1次側CT) 緑+白:42.92mH(1次側Cold+2次側16Ω) 黄: 10.97mH(2次側8Ω) 青: 0.8382mH(2次側4Ω) 緑:基準 スコーカーなんて言わないか。今どきは。ミッドレンジかな。 中音域用に使っているイソフォン・オーバルのアッテネータをオートトランス式のアッテネータにしてやろうと思ったのだが・・・ オートトランスってのは高い。タンゴやノグチのオーディオ用のトランスアッテネータがあるが,高い。 そりゃ,スピーカーより高い部品を使うのは違和感がある。 ってことで,インピーダンス変換用のトランスの1次側と2次側を結合させてオートトランスとする作戦を決行。 サンスイのトランスはノグチトランスで買うことができた。まずは良かった。 トランス式アッテネータの利点はいくつかある。 例えば,2:1のトランスで電圧を半分にしてやるとインピーダンスは4倍になる。(疑心暗鬼) そうするとコンデンサーの容量が1/4で済むのだ。良いと思う。 後はダンピングファクタの問題がクリアになる。(もし問題ならば) でいろいろやってみたが・・・巻線抵抗一本で十分という結論に至った。しまったな〜 でも5.1Ωから6.8Ωに交換し,コンデンサーも100uFから10uF+22uFにした。 明るすぎる感じがあったのでこれでよくなった。 そもそも,クラプトンのアンプラグドを久しぶりに大音量で聞いたみたのが始まりだ。 クラプトンの声が厚くなりすぎてどこか妙な共鳴が出ている感じがした。 ということで急きょ吸音材も買い増して詰め込んだ。 箱の中で叫ぶと左右方向の共鳴が残っているようなので側面に吸音材を足した。 そして,イソフォンのカットオフを少し上げて,少しレベルを落とした。 明るすぎず,中音域の変な共鳴もなくなった。 クラプトンからリズムセッションの6曲目7曲目を経由して,グールドのゴールドベルグ(新),カインドオブブルーと流れていく。 足音とかスラップベースがしっかり出ていることを確認(吸音材を入れすぎると低音が出なくなる)。 冒頭のベースはクリア,マイルスのミュートトランペットの音が妙にリアルだ・・・ で,今は今日買ってきたリヒターのチェンバロ。良いではないか。 チェンバロとパイプオルガンの組み合わせでバッハなんてないのかな〜 あ,あと今日思いついたのは真空管アンプの2次側のタップをアッテネータとして使うという手はどうだろうか。 ウーハーを16Ω端子に接続し,ドライバーは4Ωか2Ω(あれば)に接続するという方法。 諸問題は解決されるが,細やかなレベル調整ができない。 今のところこんな方法は聞いたことないな。 そもそも,OPTをスピーカ側に持たせたって本当はいいんだ。 それは売り手の都合で,もし自作システムならばなにもクロスオーバーネットワークの教科書の従う必要はない。 直列ネットワークにも興味あるし。つきないなぁ。スピーカーいじり楽しいじゃんか。