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キャビネットへ組み込み

最終更新日2009-02-11


  マーベラス(仏)!!さすがはアッシュ。スバラしい木目です。ジョイント部分はAKGさん流石です。 はめ込むのはかなり「ハード」だったらしいですが。さすがハードウッド。 ここにがつがつと穴を開けていくわけです。こんなに美しい木に穴をあけるなんてアンプビルダーはなんて罪深いのでしょう(笑)。。

  製作の過程はAKGさんのHPで見ることができます。 木目にこだわって銘木店でセレクトしてもらい,切り出しから製材もやってもらいました。 最初は板の加工だけやってもらうつもりでしたが,最終的には組み立てと塗装までやってもらいました。 記念すべきAKG工房ファーストロットのキャビの中でも唯一のハードウッド仕様のキャビです。 20年後にはキャビだけで100万くらいになるに違いない(ゆるぎない確信)。


  まずは兎にも角にもシャーシを入れてみましょう。 こんな感じ。バックパネルもよい雰囲気です。ちなみにバックパネルは仮止めです。 収まりはGOODです。精度もバッチリです。シャーシの左右に若干遊びを設けていますが,ちょうどよい具合です。 天地がさかさまですが,シャーシをぶら下げる形状なのでこれからシャーシをぶら下げるネジの穴を開けます。


  緊張の「初」穴あけです。 シャーシの位置決めは何度も確認してベストの位置を探り出しました。 シャーシの取り付け穴にビスを通し,垂直を決めて,ビスを叩きます。ビスの打痕を目安に穴を開けました。 「初」なので最初は3mmで穴を開けて,垂直を確認しながら4mm,5mmと穴を広げて行きます。 一つ目をあけたらネジを通し,位置が動かないようにして二つ目の穴を開けます。 特に3個目の穴は難しくなります。こういうときは対角線上に作業を進めたほうがよいかもしれません。


  無事4本穴を開け終わりました。 このネジの位置にもこだわりがあるわけです。 本家をリスペクトして無理やりこの位置に穴を開けました。 シャーシの左右端辺りを留めるのがダンブルのやり方です。 部品を逃げないといけないのでちょいと頭を使います。


  シャーシの固定ネジはローゼットワッシャーと皿ネジでキメてみました。 本当は皿ネジでも表面が盛り上がっている「丸皿」がベストなのですが,長いものが手配できませんでした。 飾りワッシャーの下には径の大きなワッシャーを噛まして,アッシュをいたわっているつもりです。

  やはり美しい木目です。思わずニヤリ(^ー^)。。

  カットアウトの形状にも注目です。普通はナナメですが,古めかしい感じを狙って円弧状に加工してもらいました。 この形状ではトーレックスは貼れません。ハードウッドならではの形状です。 全体的にはクローンを目指しつつちょっとしたところに「ひねり」をいれるのはHRL流です。なんちゃって。


  足を取り付けました。この位置も重要です。とはいえ最後は目分量ですが・・・ 単なるゴム足です。あんまりこだわっていません。。 もう少しやわらかいゴム足のほうがよいかもしれませんぜ。


  バックパネルを飾りワッシャーと皿ネジで留めなおしました。正確には丸皿ネジです。中心が盛り上がっています。 この曲線が堪りません(^ー^)。

  ↑こんな感じです。

  バックパネルの長穴もよい具合にあいています。この穴の寸法はかなりこだわりました。 AKGさんと喧々諤々の議論を繰り広げて二人の考え方の違いがあまりに大きく危うく関係が悪化する一歩手前でした(笑)。 まあ,二人とも大人なので,何とか話は丸く収まりましたが,その紆余曲折の結果がこの曲線に現れています。 ポイントとしては最終的には寸法を「インチ」で考えました。 思考を「ミリ」から「インチ」に切り替えることによって「あちら」の気質を表現することに成功したのではと(汗)。。。 仕上げも完璧です!バックパネルが一番よくできてるかも(にやり)。


  今日1日の努力の成果です。寒い作業部屋から暖かい居間に持ち出して少しずつ組み立てました。 まだ仮組みですので,フロントパネル周りは固定されていません。

  冷静な言い方だと「非常にモチベーションが上がる」という感じ。 いわゆる「キターーー」って状態。

  ハンドルは4つ穴のものを目を皿にして探したのですが見つからず,天邪鬼なHRLは黒いものをセレクト。 4つ穴でない代わりビスはM6を使用して思い切り個性を主張してみました。 まあ,家人にM5の皿ネジとM6の丸皿どちらが「かわいいか」とヒアリングした結果なのですが。 家族円満もネジの一本からというわけですね(汗;;)。

  しかし,カットアウト部分がワカメちゃんの前髪に見えて仕方ない。内巻きというやつか? セクシーに仕上げてもらったつもりだが,案外,,,かわいらしくなってしまった。。 そこは想定外。


  残すはフロントパネルの加工だけかな。
・グリルクロスの張りを調整
・化粧用のアルミ板を桟に留める
・桟の取り付け方法を考えて加工
・フロントパネルの受け木に下穴をあけておく
・フロントパネルの受け木を固定する
・桟を取り付ける
・フロントパネルを取り付ける ・天井部分にシールド用アルミ板を貼り付ける

  なんていっている間に完成してしまった。090215・・・ 完成した姿はこちらへ・・・


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