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最終調整?

最終更新日2010-12-08


本日は幸運にも時間をとることができましたのでいろいろとやってみました。いろいろ?まあ少しだけですけどね。

まずは録音音源を残しておきます。ここ1ヶ月ギターに触っていなかったのでどんどんへたくそになっていきます。

こんなにへたくそで恥ずかしくないのか?ってたまに思いますが。まあいいや。

録音はいつもどおりPCM-D50です。ダイナミクス系も含めてノーエフェクト,録りっぱなしです。


BRIGHT DEEP ROCK MANUAL ACCENT
VOLUME JAZZ TREBLE MIDDLE BASS PEDAL OVERDRIVE LEVEL


セッティングは標準的な設定にしています。 トーンコントロール周りは特に変更が無いので,前回と同様です。


NOR INPUT。
珍しくクリーンも録る気になりました。
101106_335_CLN01_HLF.mp3 101106_335_CLN01_HLF.mp3

NOR INPUT。
珍しくクリーンも録る気になりました。
101106_SRT_CLN01_CNT.mp3

前回に比べて音抜けが改善しています。と思います。たぶんOPT1次側のスナバーを変更したからだと思います。


NOR INPUT。
101106_335_OD01_BRD.mp3 101106_335_OD01_BRD.mp3

NOR INPUT。
101106_335_OD02_HLF-NEK.mp3 101106_335_OD02_HLF-NEK.mp3

NOR INPUT。
101106_SRT_OD01_CNT.mp3

NOR INPUT。
101106_SRT_OD02_NEK.mp3 101106_SRT_OD02_NEK.mp3

NOR INPUT。
101106_SRT_OD03_NEK.mp3

NOR INPUT。
後半,BOOSTを踏んでいます。名称は「BOOST」ではなく「ACCENT」です。内容はトレブルのC切り替えです。
101106_SRT_OD04_CNT_BOOST.mp3


FET INPUT。
101106_335_FET01_BRD.mp3 101106_335_FET01_BRD.mp3

FET INPUT。
101106_335_FET02_HLF-BRD.mp3

FET INPUT。
101106_SRT_FET01_BRD_BOOST.mp3


ワウを改造したのでメモ代わりに。。

NOR INPUT。
101106_SRT_WAH01_CNT.mp3

NOR INPUT。
101106_SRT_WAH02_CNT.mp3 101106_SRT_WAH02_CNT.mp3

NOR INPUT。
101106_SRT_WAH03_CNT.mp3 101106_SRT_WAH03_CNT.mp3


今日やったことをまとめておきます。


まず,初段のプレート抵抗を巻き線にしました。とうとうやっちまった。はあぁ。 真空管オーディオフェアで買った250kの巻き線を投入しました。高かったよ〜投資したよ〜。。 最初からつけていたカーボンの220kに比べて,まあ抵抗値は違うので完全に一対一で比較できませんが,明るさと中域の太さが気に入りました。

ちなみに,巻き線を使うのは初めてなので,寄生インダクタンスと寄生容量を確認するために簡易的な試験を行っています。 巻き線抵抗は線を巻いているわけで,インダクタンスが発生します。無誘導巻きの抵抗もありますが,容量成分はいずれにせよ発生します。 インダクタンスがあると高周波でインピーダンスが上昇します。 逆に容量成分があると高周波でインピーダンスが下がります。 インダクタンスと容量が共振するとインピーダンス特性にピークを生じます。 こんな特性を知らずに巻き線を使うと高域に癖がついたり,最悪発振します。。。ま,それが嫌でいままで敬遠してきたのですが。

確認方法ですが,試験する巻き線抵抗と同じ抵抗値のカーボン抵抗を直列につなぎます。 方形波を入力します。そして分圧された中点をオシロで観測します。 巻き線抵抗はGND側に入れておきます。インダクタンスがあるとツノが出ます。容量があると波形が鈍ります。 今回使った巻き線抵抗は鈍った波形になりました。ツノはありません。 つまり,F特にピークはなく,インダクタンスよりもレジスタンスとキャパシタンスが支配的に効いていることがわかりました。 ちなみに10kHzの方形波が十分通ったので使えると判断しました。

厳密にはプローブの入力容量もありますし,テキトウな確認方法ですが,簡易的には十分実力を把握できると思います。


それから,出力段のP-P間に入れたスナバーの定数を変更しました。 いわゆるコレクティブ・フィルターというやつです。 これを22kΩ-1000pFにしてあったものを51kΩ-1000pFに変更しました。 1000pFは双信の2kV耐圧のキャラメル型のマイカです。51kΩは5Wの酸金?日米で買ったので詳細は不明です。

この抵抗値を調整すると音の"抜け"具合を調整できます。注意点は+Bの2倍以上の耐圧がある部品を使用することです。 つまり耐圧1000Vは必要です。 コンデンサーはOKですが,抵抗が案外厄介です。今回使った抵抗は5cmくらいの長さがあるので耐圧は十分と考えています。 普通に売っている抵抗は200V程度なら何も考えなくてもOKですが,500V以上で使用できるものは"まれ"なので注意が必要です。

普通のギターアンプには負帰還がかかっているのであんまり関係ないのですが,このアンプは無帰還なのでちょっとした問題があります。

内部抵抗の大きな多極管を使用し,無帰還で,パワー管がカットオフするような動作(B級・AB級)のパワーアンプでは,スイッチング・トランジェントというものが発生します。 パワー管がカットオフする時,急激に電流量が変化すると,トランスの漏洩インダクタンスと浮遊容量が共振するのです。 このスパイク状のノイズがいろいろと悪さをするらしいです。

古くはケン・フィッシャー氏が指摘していたと思います。IN4007を3本シリーズに接続して,パワー管のプレートとGNDを接続します。 極性はダイオードのカソード側をプレートに接続します。これでパワー管をへたらせるスイッチング・トランジェントを吸収できます。 という内容だったと思います。

もうひとつの方法はスナバーを入れることだと思っています。 漏洩インダクタンスと浮遊容量による共振をダンプしてやればよいのです。 スナバーの定数はp-p間のインピーダンスの2倍程度に設定するのがよいと思っています。 がしかし,抵抗負荷の場合はよいのですが,スピーカーのインピーダンスは高域で上昇するので問題は複雑になります。 最初は10kをいれました。コモリ気味になったのでしばらくはずいておいたのですが,別の対策で音抜けが改善されたので22kにしておきました。 そして今回51kにしました。51kでは効きは悪くあまり意味はないかもしれませんが,まあでも一応入れておこうと思います。

ちなみにこのアンプは前者の対策も施されています。もっとも,ダイオードについては3kV耐圧のもの1本で済ませていますが。。


さて,他にやったこととは。。。

WEの50年代のブラックエナメル単線(AWG20)を2mこれも真空管オーディオフェアで購入しました。 これにジャックをつけてアンプとギターの間のシールドの変わりにノンシールドケーブルとしてつないでみました。 特に意味はないけど,HOT側を赤,GND側を黒にしています。

エアコンをつけているとやはりノイズがひどいです。シールドの意味はありますね。

それだけじゃつまらないので,GAVITTEのAWG22のより線(7芯)もノンシールドケーブルにしてみました。 長さはやはり2mです。

配線材の違いを聞きたかったのです。そう。試したかったのです。

結果は?

「びっくりするほどは変わらない」という表現が最近は好きなのですが,そういうことですね。

WEのほうがミドルのコシがあってややラウドです。 GAVITTEはもう少しカッチリとして芯がありやや明るめです。ギターにはGAVITTEかな。

BELDENの8503も試してみたかったけど,ジャックを4本しか買ってこなかったので後日再チャレンジのこころ。

やっぱり配線材は何でもいいや。容量が大きくなけりゃ影響はないや。すわりがよくて耐熱性があれば使いやすいのですが。

ついでなんで手持ちのシールドを比べてみると・・・

カナレの7m,FENDERの3m,FAT MAN?(PROVIDENCE)9m,まあ音はちがうけど,何せケーブルの容量が違うんだよね。 カナレの7mが一番中域によってきます。FENDERの3mは一番容量が少ないせいか,カラっとしたフェンダーサウンドになります。

ここでの結論は,「シールドは容量によって音が変わる」ということにしておきましょう。

他にも似たような話あるよ,ビンテージなコンデンサーをつけて音が変わるのは,容量が抜けているから,もしくはESRやtanσが増加しているから。うむ。


そうそう,ワウも改造しました。

POTの入力側のトロピカルフィッシュが使われるコンデンサに直列になるように10kと473をパラったモノをいれました。 コレで1kHz辺りがモリモリっと来ます。グアオエってんかんじになる?音を文字で表現するのは難しいな〜。 この改造は某サイトを参考にさせてもらいました。サンキュー。まあ定数は適当だけどね。


ちょっぴり改造したのでメモを残します。101208

このアンプにおいて,スタンバイスイッチがOFFのときにどうなるかというと,+BがOFFになります。-Cはオフになりません。 +Bは出力管とプリ管のプレートに電力供給しています。 -Cはプリアンプ各段の差動対のカソード共通抵抗が接続されています。

プリ管はプレートがゼロボルトでカソードがマイナスに引っ張られるという状況になります。 プレートがゼロボルトのときに,カソードにマイナスの電位を与えるとどうなるでしょうか?

答えは意外です。やってみて考えるとわかります。

ヒーターは点火しているのでカソードのエミッションは生きています。 カソードがマイナス電位に引っ張られると,電子はグランド電位にあるプレートとグリッドに向かいます。 スタンバイOFFではプレートはハイインピーダンスなのですぐに飽和し,電子はグリッドに飛び込みます。 グリッドは100k〜1meg程度の抵抗でGNDに結ばれているため,マイナス方向に引っ張られます。

グリッドがマイナスに引っ張られて電流が流れるとVRに電流が流れます。VRに電流を流すとガリが出ます。 これは嫌なのでスタンバイOFF時にカソードの電位がマイナスにならないように,カソードからグランドに向けてダイオードを追加していました。 しかし,このダイオードが導通条件に達するとおかしなことになります。 深く歪ませるとダイオードが導通条件になることがわかっていますので対策は講じていますが,あまりよろしくないと思っていました。

このダイオードを外すための対策は・・・

+Bが落ちたときに-Cも落とすようにトランジスタ1石で制御回路を組みました。 +Bは400Vくらいあるので,1Meg 1/4Wの抵抗を4本直列接続し,耐圧を稼いでいます。 +Bが立ち上がると100uA位流れますので,10kでIVすると約1Vになります。 VBEが0.6Vで固定されると仮定すると100uA - 60uA = 40uA がトランジスタのベースに流れます。 カソード共通抵抗から引っ張る電流は4mAくらいなので,hfeは100あれば安心です。

VCEsatがある程度小さく耐圧が100Vくらいある小信号用のトランジスタを使います。 2SC1815は耐圧が50VなのでNGです。今回は手持ちの2SC1845を使用しました。 CE間には逆電圧保護用のダイオードを入れています。 真空管はそう間単には壊れませんがトランジスタは耐圧や許容電流を越えて使用したり,逆電圧をかけ続けると急に故障したりします。 最近のトランジスタは壊れにくくなってはいるとは思いますが,信頼性を高めるため,逆電圧保護を行うようにしています。

   +B電源
    |
    R 1Meg 1/4 x 4
    |
    R
    |
    R  +--カソード共通抵抗
    |  |
    R  +--+
    |  C  | Cathode
  +-+--B  Di   <-2SC1845,UF4001
  | |  E  | Anode
  C R  +--+    <-10k
  | |  |
  +-+--+--マイナスC電源

4Megという高抵抗を使っていますので立ち上がり時間はあまり期待できません。 しかし,立ち上がりはどちらかというと遅くてよいので問題になりません。 また,立下り時は10kが電荷を引き抜いてくれるはずですのでusecオーダーを期待できます。 なんにせよ壊れることは無いので,あまりまともに動作確認はしていません。

1000pFを追加しました。 400Vかかりますので,Rの寄生容量が10pFでもあると大変なことになります。 実際は数pFでしょうから,問題ないように見えますが,安全を考えて1000pFをつけました。101216


ところで与太話。抵抗を並列にした場合,直列にした場合,なにが起こるか?

例えば100kΩの抵抗値がほしい場合,100kΩ一本にするか,200kΩを2本並列にするか,50kΩを2本直列するか,3種類の方法があるとします。

抵抗器は寄生容量と寄生インダクタンスを持ちます。

パラレル(並列)にした場合は,容量が倍になります。インダクタンスは半分になります。

シリアル(直列)にした場合は,容量は半分に,インダクタンスは2倍になります。

MHzオーダーの帯域では効いてきます。もしくは,巻き線抵抗のような寄生成分が大きい抵抗には効きます。つまり,高域を延ばしたければ直列に。高域を丸めたければ並列にすればOKです。

以上。


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