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久しぶりに改造

最終更新日2010-07-25


FET BOOSTERのノイズが気になり,改造を試みるも断念しました。。 ただし,ソースに2.2kを追加した結果,バイアスレベルが適正になりややダイナミックレンジがあがりました。

初段を2SK30ATMにしてみるも,ややノイズが減るものの劇的には変わりませんでした。 輸入したFETは低周波のノイズが多いです。1/fノイズが多いということだと思います。 2SK30ATMは「シャー」というきれいなホワイトノイズですが,輸入したFETは「ゴー」っというピンクノイズに近い雰囲気です。 ただし,ピンクノイズのほうが聴感上は心地よく聞こえます。 輸入したFETは高周波用なのである程度は仕方ないと思います。 2SK30ATMとGmは同じくらいですが,容量が小さいのが特徴です。 効果としてはFET臭さが和らぐのではないかと期待しています。

さらにはゲインとマスターをフルにするとおぼろげながらラジオの混信があるようにも思えるのです。 「ザー」というノイズに混じって「ゴソゴソ」という音が聞こえます。 とにかく初段周りは敏感でピンセットで部品をつまむと盛大にラジオを受信します。

初段がFETのアンプは,ノイズ特性は初段のGmが支配的ということらしいので,初段を2SK170BLにしてみましたが, バイアスがうまくかけられませんでした。更に,Gmが高いと現在の回路構成では入力のヘッドルームが小さすぎて歪みます。 2SK170を使うには初段を差動にして帰還アンプにしないとだめそうです。 そのためにはマイナス電源も必要になります。厄介だのう。

入力の1kはノイズ特性に寄与しないことが分かったので10kに交換しました。 ノイズに支配的に関与しているのは初段のFETということがわかりました。 パラで入るCを220pFとしてLPFを構成してRFノイズ減少を狙いました。 これでゲインとマスターをフルにしてもラジオの混信っぽさは無くなりました。

入力周りの配線が今まではベルデンの2芯シールドでしたが,コレをLANケーブルの中身をばらしてスター・クアッドに改造したものに交換しました。 配線を割り箸でつついたときのタッチノイズが減少し,配線容量も減少しました。 シールドが無いので静電シールド効果はなくなりましたが,シャーシ内に這わせているし,近くに高圧やレベルの高い信号が配線されているわけではないので,問題は無かったようです。

これで内部配線からシールド線を追放することができました。

ドライブ段のプレート間に47pFを追加しました。 ん〜ほとんど効果なし。もう少し容量を増やしてもよいかもですね。

双信のディップマイカを追放すべく,ベースコントロールに入っていた470pFを高耐圧セラミック390pFに交換しました。

特に意味は無い活動です。最近銅リードのディップマイカが入手難なんです。

最後に初段のプレート配線をクロスワイアーから最新の低容量の配線材に交換しました。 配線の引き回しもシャーシにベタベタで沿わしていたものを,空中配線に変更しました。 これが意外にも「ヌケまくる」結果となりました。今までのもやもやが全て解消した感じです。 非常に抜けがよくなりハイのギラギラした部分が出てきました。 つまりは配線容量が結構大きくてそれがハイ落ちの原因となっていたらしいです。 2段目とドライブ段はPK間にCが入っていますが,初段は入っていませんでした。 結果から考察すると初段でかなりハイ落ちしていたようです。

そういう意味ではカソードもクロスケーブルをシャーシに沿わせて配線しています。 最初の頃にコモンモードの100MHz発振に悩まされましたが,カソードのインピーダンスが高周波帯域で減少していると考えると妥当な結果です。 現状は,PK間にCを入れることでコモンモードの発振を抑制していますが,カソードの配線も低容量配線にするとよいかもしれません。

つまり,今回は部品配置を優先するあまり,配線の引き回しを疎かにしていたということになります。

カソードの抵抗はソケットから直接配線すべきだったかもしれません。 プレート周辺の部品もソケットから直接配線すると確実かもしれません。

部品配置の基本は,ハイインピーダンスの配線を長く引き回さないことと, 高圧配線は長く引き回さず,微小信号とは分離する。と言うことを再認識しました。


録音しましたが,どうもクリップノイズが入っています。 PCM-D50の録音ボリュームを2くらいに設定していたのですが,クリップインジケータが点灯しなくてもクリップするようです。 大きな音を録音するときはPADをいれたほうがよいようです。 ということで今回の録音はボツになりました。久しぶりの録音で勘が鈍っているらしいです。。


BRIGHT DEEP ROCK MANUAL ACCENT
VOLUME JAZZ TREBLE MIDDLE BASS PEDAL OVERDRIVE LEVEL


高域がきついのを補正しました。これでまたぐっとよくなりました。 録音するモチベーションも上がったところで,録音してみましたが,反省点もいくつか。。。

エアコンを切り忘れました。うちのエアコンは凶悪なノイズを発してギターに飛び込んできます。 ギターのボリュームを絞れば劇的に減るのでアンプの問題ではないと思うのですがもう少し対策したいです。 とくにシングル・ピックアップはひどいです。

PCM-D50の位置をスピーカーから離したらば,弦の生音を拾っています。 ワウを踏んでいるときは特に聞こえます。 パイプ椅子がきしむ音も相変わらず拾っています。 つまり出音はそんなに大きいわけではありません。

最近モデファイしたワウペダルと共に録音しました。ワウといえばこの曲かなと。
うーん,こんなもんかなぁ。おいしいレンジがコントロールしやすいワウになったような気がするです。
ストラトのセンターピックアップ,ノーマル入力でゲインはマックスです。
100801midnt.mp3

最近モデファイしたワウペダルと共に録音しました。自作FUZZの音も人類史上初公開(笑)です。
接続順序はワウ→ファズです。ワウにバッファを入れたので効果絶倫(笑)です。
踏み戻したときのゲローって音(イントロ)これはこれで好きなんです。
ファズをかましたときに変調がかかったような不思議な音になる(最後のフレーズ)のはナゾです。
ストラトのセンターピックアップ,ノーマル入力でゲインはマックスです。
100801on_E_st.mp3

ストラト・センター,ノーマル入力でゲインはマックスです。
100801vodo.mp3

相変わらず上達はしません。練習はしませんから。
クランチでも低音の分離がよくなった気がします。
倍音の出方も結構好きかも。もう少しジャラーンて感じがほしいかも。
ストラト・ネック側,ノーマル入力でゲインはマックスです。
100801ltwg.mp3

ES-335,前半ブリッジ,後半ネックです。
FET入力でゲインはマックスです。
それほど歪みは深くないが,結構おいしい音になりました。
100801es335.mp3


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