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こだわりの部品たち

最終更新日2008-12-27


今回作るアンプの重要な顔を形作る部品です


こんなノブを使うアンプです。
たいそうな値段がする割にこのノブ,実は台湾製のようです。
ドンズバのノブをネットに首ったけでやっと見つけました(^^)。


こんなジャックも使います。
このジャックにはFoot SWを接続します。
Switch Craft製です。
丸型のXLRジャックは,今ではかなり希少です。
デザイン的なアクセントになるということで是非,高価ですが採用です。


スライドスイッチを入手しました。
これもSwitch Craft製です。
FenderのJaguarやJazzMasterに使用されているスイッチに近いです。
サトーパーツでお茶を濁そうと思いましたが, スイッチはヒューマン・インターフェースとして感触や信頼性が重視されるので一流品を採用しました。


重要な部品はここまでです。あとは一般的な部品ばかりです。。


GT管のソケットは耐熱性の良いセラミック製です。
本国から取り寄せた「米国製高信頼ソケット」はセラミックの成型が悪いし,錆が出ていたのでやめました。
これは日本製。オムロン製かと思ったらQQQと書いてありました。
秋葉原で入手。


このMT管ソケットの材質はMICALEXというマイカなどを粉末にして固めたものだそうです。
温度に強いのが特徴だそうです。
これは米国製(BELTON)です。
固すぎず手ごろな感触で抜けてくれます。
シールド缶を取り付けられるタイプを手配しました。


お気入りのスイッチ。
見た目は大したことがないのに結構な値段がします。
フジソク製,8(エイト)シリーズのBタイプです。


本物にはありませんが,使い勝手を考えてACインレットを取り付けます。
Switch Craft製を取り寄せましたが,スポット溶接で金具を固定していました。
日本製の方が金具が一体成型で,樹脂のモールド具合もよかったので日本製を採用します。


ジャックはSwitch Craftの12Aを主に使います。


POTは2連を使用します。
入手性の都合からALPHA製にしました。
究極を目指すならA&BやClarostat,PECを使いたいところですが,1個2000円を超えてきますのでちょっと無理。
ちなみに初期のマッチレス(Matchless)はClarostatを使っているようです。
TOCOSを使うのもよいと思いますが,同じく高い。。。今回の回路は2連を使うのがミソ。


秋葉原で売っているちゃちいテスト端子とは違います。
米国製のしっかりした作りのテスト端子です。
E.F.Johnson製。
よく見ればわかりますがネジ部が金属です。
内部の電極・コンタクト部分もしっかりした作りです。
これはパーフェクトクオリティー,,おカネかけすぎです(笑)。


ヒューズホルダーは都合上,φ16mmのものを選ぶ必要がありました。
米国製は穴径が1/2"のものがほとんどで,値段が高い割に品質がイマイチなのでサトーパーツ製の大型品を採用しました。
ヒューズ自体もいろいろと手配,SLO-BLOWでもいろんな種類があります。
ブスマン(BUSSMANN)やリテルフューズ(LITTELFUSE)を探してますが,日本製でも可でしょう,消耗品だしね。
ヒューズの定格の決め方ですが,電源投入時の突入電流の時間変化を見ながら決めるのが正しいやりかたのようです。
厳密に設計しようとするとかなり難しいです。
同じ定格のフューズでもメーカーが異なると切れ方が異なります。
うーん。しかし,ブッシュマンって呼んじゃいけないのかな。


電気部品に対するこだわりはこんな感じです。
125℃で2000時間の稼働が保証されている電解コンデンサーです。
樹脂で封止されています。
通常の温度範囲であれば数万時間はもちそうです。
タンタルコンデンサーの保守・交換用だそうです。
これは米国スプラグ(SPRAGUE)製


ASX2004H

世界の松下のリレー。
いわゆるPanasonicです。
SXシリーズの4.5V,「ASX2004H」を使います。
微小信号専用のリレーですので定格は10mA 10V DCと小さいです。
しかし,電気的寿命1,000万回,機械的寿命5000万回と飛び抜けた信頼性・耐久性を持っています。
そして通電時の消費電力はなんと,たったの50mWです。
リードリレーの採用を考えていましたが,信号が通過する電極とリードを動かす磁石の距離が近いのでやめました。
一時期はリードリレーを使用したオーディオ機器もあったようですが最近はあまりないようですし。。。
リードリレーが廃れてきたのは一意にコスト要因かもしれませんが,下記のような邪推をしています。
コイルが発する磁界中に電流を流す電極が存在しますので,フレミングの法則により電極に力が発生します。
また逆に,振動が加わると電極に電流が誘導されます。
なんらかのカラーレーション(音色変化)があると考えても不思議ではないでしょう。


CANパッケージのFETです。
ノイマン(NEUMANN)のマイクの初段にも使われているFETと同じ品種です。
ビシェイ(Vishay)に買収されたシリコニクス(Siliconix)製です。
漏れ電流が少なくノイズがちいさい,,すばらしい,できる!
CANパッケージは通常のモールドよりも漏れ電流が小さい,信頼性が高い,シールドできる,,,そして高い(涙)。。


いろいろ購入してみたわかりましたが,普通に入手できる最近の米国系メーカーの部品はあまり高品質が望めないようです。

特に樹脂製の部品は外観の仕上げが日本製の部品にかないません。 トグルスイッチやヒューズホルダーなどはMILなどで規格化されており,各メーカが同じ形状で互換性のあるものを作っています。 日本にも防衛庁規格やNASDA規格がありますが,アマチュア視点ではMILとほとんど変わりません。 同じ規格のものならば日本製の方が仕上げがきれいで外観は良いと感じました。

最近は米国系メーカーでも生産はメキシコなどですので,当たり前かもしれませんが,,, そういう面から考えると,本国で生産されていたと思われる80年代までの部品は良かったのかもしれません。

今回はヒューズホルダーとACインレット,GT管ソケットはあえて日本製を採用しました。 電源スイッチも日本製を採用したいのですが,すでにカーリング(Carling)のモノを購入してしまったので,仕方なく米国製です。 本当は外装部品はすべて本国仕様で行きたかったのですが,いけてないものは仕方ありません。 あくまでも品質・信頼性重視です。


その他部品

配線材

配線材も吟味しました。
基本的にはベルデン(BELDEN)の8503を使用します。PVCシースですが耐圧は600Vあり,耐熱性も良好です。 ギター内部の配線材にも一般的に使われており,定評のある配線材のようです。7本撚り線というのも魅力的です。

高圧部とAC電源配線にはベルデン(BELDEN)の8522を使用することにしました。 1000V耐圧なので安心です。ヒーター配線にも少し使います。
BELDENのPVCシースは適度な硬さがあり,ワイアーストリッパーで簡単に剥く事が出来ました。
耐熱性もよいので,かなり使いやすいと感じました。

信号線で重要な部分はモガミ電線(MOGAMI)の2514を使います。オーディオ業界では定評があるようです。19本撚り線です。
1芯シールドはモガミ電線(MOGAMI)の細い同軸ケーブルを採用する予定です。 配線の楽な布被覆の線材(クロスワイア)も部分的に使用すると思います。
基板の配線にはWEなどのすずメッキ線を使用しました。
一部,フジクラのLANケーブルをばらしたツイストペア線を使っています。裸銅の単線です。被覆が熱に弱いので注意です。
バスバーは三菱電線の1.6mmIV単線を使用しています。


追記:最終的にシールド線は使用していません。
入力周りはLANケーブルのばらして,スター・クアッド接続にしたものを使用しています。
また,クロスワイアも使用を中止しました。結構容量があり,音がこもってしまったためです。


出力トランス

カナダ製をセレクトしました。元々オーディオ用で定評があるメーカー製です。 ギターアンプ用のトランスとしてはHiFiよりの音らしいです。
ギターアンプ用トランスの最近の定説は「大きいほうがよい」というところに落ち着くようです。
単純に大きいトランスは値段が高いので,採用に躊躇しますが,我々はアマチュアなので遠慮なく大きくしましょう。
別に6V6のプッシュプルにTWIN用のトランスを使ってもいいわけです。
まあ,今回はおとなしく50W用をチョイスしているわけですが。。。
ギター用のトランスは諸元がまったく公開されていませんので,選定は悩みに悩みます。
マーキュリーマグネティクス(Mercury Magnetics)のトランスがもっと入手しやすくなると悩みから解放されるのですが・・・

抵抗

Daleの金被を中心にセレクトしました。一部,代替としてTAKMANの音響用を使用しました。実は本命はTAKMANだったりして。
基本は「無色透明」ですが,プレート抵抗はカーボンを使用して抵抗のキャラクターをだそうと思います。
燃えちゃいけないところ(つまり燃えやすいところ)はKOAの酸金を使います。

コンデンサ

個人的な好みからSOZOを主に使用。デカップコンはSOLENがお好み。
メインコンデンサーはATOMです。定番ですね。その他の細かいところに使う電解は前述の125℃品を採用。
メインコンデンサーだけは20年後位に交換の必要がありますが,他の部品は50年でも使えるかと思います。そうなるといいな。。。
小容量はマイカ。ですが,今回はちょっと浮気心を発揮していろいろ試そうと思ってます。最近のマイカは鉄リードが多くて。。
スチコンやMPコンなんかが候補に挙がってきています。

ハンダ

NASAも認める高品質半田を使ってます。確かに乗りが良いし光沢の具合もGood


追記:部品は色々と試しています。
抵抗は初段には巻き線,OD段にはTAKMAN金皮,ドライバ段にはABという組み合わせになりました。
コンデンサもWEのものやビンテージモノを試しています。
わざわざ欧州から取り寄せたコンデンサも使用しています。
電源部分は電解レスにするためにATOMの変わりにSOLENのフィルムコンを使用しています。


おまけの真空管うんちく

今回のアンプとは直接関係ありませんがおまけです。
12AX7の高信頼管として知られている5751です。増幅率は12AX7よりも2割ほど低いです。
こいつはトリプルマイカ(Triple mica)と呼ばれているようです。RCAの字が入っています。ゲッターの形はなんとかDってやつなのかな?よく見えません。
たまたま見つけて保護しました。ブッラクプレート(Black Plate)だし,たぶんもう2度と手に入りません。。。値段的に。。。


厳密には6L6GCではありません。
シルバニア(SYLVANIA)の工場で作られたビンテージの本物です。
最近の真空管はロシアや東欧,中国で作られていますがこれはアメリカ製です。
86年製のようです。真空管としては末期の製造になります。
FENDERで標準的に使われていたモノに近いようです。MESAでも似たようなものを使っていたようです。
6L6GCでもいわゆる"STR-xxx"と呼ばれるモノに近い構造ではないかと考えています。


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