初版:2011-07-25
回路図をこまごまと更新して納得できるところまできました。 ということでUPします。
クリティカルな部分と不安な部分は黒塗りしてあります。 情報が確定してから公開になるのではないかと思います。
各部分の電圧を測定して記入しました。
TADの6L6WGC-STRを使用し,各管36mA程度のアイドリング電流を流しています。 その時,プレートで450V程度出ています。ちょうどよいですね。
測ってみたものの取り立てて言いたいことは出てきませんでした。
プリ管は12AX7が基本ですが,12AT7でも12AU7でも12BH7でもピンハイが同じなら何でも使えます。 12AV7,12AZ7,12AY7,12AD7,12BZ7でも使えます。
普通のカソード接地の回路ではそのまま差し替えると音こそ出ますが,動作点がずれてしまいます。 カソードに入るバイアス抵抗の値を適切にしてやらないとその球の実力を発揮できません。
なので,「12AX7を12AT7に差し替えるとゲインが下がる」とかそういうことを言う人のことを信用しちゃいけません。
ですが,このアンプで採用した差動回路というのは便利で,カソードには定電流回路が入りますので,何を挿してもちゃんと動きます。
球による差を楽しむのは最後だと考えているので,これからの楽しみでもあります。
パワー管についても6L6GCを基本として5881はもちろん,EL34もいけますし,KT-66やKT-88もいけます。もちろん6550もいけます。 もっというとインピーダンスセレクタの設定しだいでは6V6GTもいけます。じゃあ,というなら6F6や6L6だっていけちゃうってことになります。 考えたことは無いけどEL156だってOKでしょう。
つまりこのアンプはさまざまな真空管を使えるわけです。その分,楽しみがあるともいえます。