/HOME /DIY /AMP HEAD

4、末長く使用するために

目次へ


1、日頃から気を付けること

*真空管アンプは生き物です。特に真空管には寿命があり、使っているうちに次第に音が変化していくものです。その中でも出力管と整流管は大電流を流すので劣化が早まります。

*出力管に悪影響があるので、スピーカーを接続しない、またはインピーダンスの小さいスピーカーを接続して電源を入れ、演奏するようなことは絶対避けてください。過大な電流が流れたり、大きな電圧が加わったりして出力管の寿命を大きく縮めます。

*熱がこもりすぎると電解コンデンサーの寿命を縮めます。通風を確保してください電解コンデンサーはそもそも寿命がありますが、熱が加わることにより電解液の蒸発が早まります。60年代に製造されたアンプもほとんどのがこの問題に直面していて、多くの場合交換が必要、もしくは交換されています。

*振動は極力避けてください。部品のショートや脱落の原因になります。つまみやジャックにも無理な力はかけないでね。

2、たまに気を付けること

*長いあいだ使っていると接点などが劣化、摩耗したり汚れることがあります。その場合は市販の接点復活剤などでジャック内部、真空管ソケット、ポット内部などをきれいに磨いてください。

*ギターアンプはスピーカーからの音により、常に微弱な振動にさらされてます。そのため各部品を取り付けているネジにゆるみが生じることがあります。部品の脱落によるショートの危険があるので、発見次第締めつけてください。

*裏豚を開ける場合、電源を落した直後は高電圧が残っているので、電源を落して十分に時間が経過した後、コンセントからプラグが抜けているのを確認して、裏ブタを開けてください。その時に焦げている部分や、錆びている部分が無いかもチェックしてください。

*真空管はいずれ寿命に達し、交換する必要があります。交換する場合は電源を切り真空管が冷えてからゆっくり垂直に抜いてください。新しい真空管はピンが正しくまっすぐにそろっていることを確認し、向きを合わせてゆっくり垂直に差し込んでください。交換する真空管は必ず指定の種類を使用してください。

*真空管の入手は楽器屋、秋葉原等のパーツ屋などで可能です。通常楽器屋で販売されている真空管は、アンプメーカで選別され、ブランド名がつけられているものが大半を占めています。その場合、元の真空管は近年製造された、中国製やロシア製の場合がほとんどです。一方、秋葉原などで販売されている真空管は、真空管全盛期に、定評のあるヨーロッパやアメリカのメーカーで製造されたものもあります。しかし、製造された真空管をそのまま販売しているため、ノイズが大きかったり、バラツキがある可能性もあります。どちらにしても、良い真空管を確実に手に入れるためには、あまりにも安い真空管はおすすめしません。選別された最近の真空管を使うか、最も良い時代に製造された真空管を使うかは使用者の主観によります。まあ、確実なのは選別されたものを使うことでしょう。

tube

*使用している真空管は上図の通りです。用途は手前の左側から、プリアンプのノーマルチャンネル用、リバーブドライブ用、プリアンプのドライブチャンネル用、リバーブリターン及びBOOST用、中央の12AX7はパワーアンプの位相反転用です。後ろの大きな真空管は、二つペアになっているのが出力管で、端にあるのが整流管です。

*使用可能な真空管は以下のとおりです。

12AX7同等管 12AX7A,12AX7WA,12AX7WB,ECC83,CV4004,7025,5751
12AT7同等管 12AT7A,ECC81,6201,CV4024
EL-34同等管 6CA7,KT77
Rectifier 5AR4,GZ-34,5U4G,5U4GB

目次へ

inserted by FC2 system