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高電圧を扱う際の注意


真空管アンプをいじる際に気を付けることをまとめました

500V以上は自信がありません。。。


高電圧を扱う環境について

・金属の床,地表面,特に湿っている地面での作業は避ける
上記の環境で裸足になって高電圧を扱うと,手から足へ通じて(つまり心臓直撃コース)電流が流れる危険があります

・金属製の机は避ける,木製がよい

・腕時計・ネックレス等,金属製品は身につけない

・濡れた手で作業しない(ゴム手袋や皮手袋などを装着すれば安心・安全)

以上は基本的なことです。


高電圧を測定するときは片手で測定をする

高電圧が存在する環境で両手を使って作業を行うと危険です。
例えば左手がアンプシャーシを支えるなどしてアースに触れているとき,右手が高電圧部に触れた場合は電流は左手から右手へ心臓を直撃コースを通ります。すなわち”即死!”を意味します。

アンプシャーシは動かないようにしっかりと机に固定し,テスターや計測機器のアース側はクリップなどで機械的に固定し,片手で電圧計測を行うようにしましょう。


電源を切ったらコンセントを抜く

作業するときはACコンセントから電源コードを抜きましょう。

電源スイッチを切るだけではトランスの1次側に活電部が残ります。 ACコンセントをショートさせると大事故を招きます。


作業前に高電圧部の電圧を確認する

電源を切ってもコンデンサーには高電圧が残っていますので注意してください。
一息入れて(最低30秒〜数分)から作業を再開しましょう。焦りは禁物です。

アンプ内の高電圧部は限られています。 危険な高電圧部はどこにあるのか覚えておき,電源を切っていても常に電圧を確認しながら作業しましょう。

高電圧部は目立つように配線材の色を変えたり,カバーを取り付けるのもよい方法と思います。


ギターを抱えてアンプをいじらない

エレキギターの弦はグランドに落ちています。

ネックを握ったままテスターで電圧を測ったり,スイッチを切り替えたりすると,うっかり高電圧部に触れたとたん心臓直撃コースで感電します。

電源の入ったアンプをいじるときはギターはギタースタンドに立てて片手で作業しましょう。


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