Lazy Ecology's Book Shelf
(自作機材の回路設計に役立つ書籍紹介)

HRLが今も参照している書籍,かつて参考にした書籍を紹介しています。
最近は情報収集していないのでちょっと情報が古いかも知れません。

数学が苦手な理系なので,高校生レベルでも理解できる入り口になる本。
専門家でもつまずく(うなずく)注意点やアイディアが見つけられる本。
読み物として面白い,実用性が高い,実例が豊富等の条件に注目して良書を選んでいます。

amazon ギター
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アンプ
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DIY・工具
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オーディオ
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真空管アンプ,  オーディオ,  ギターアンプ・エフェクター,  トランジスタ・アナログ・電源,  オペアンプ, 
発振・PLL関連・ADC・DAC,  アナログ集積回路,  電子部品, 


真空管アンプ関連

情熱の真空管アンプ
情熱の真空管アンプ
真空管アンプ設計製作自在―オーディオ用プリアンプからパワーアンプまで
真空管アンプ設計製作自在―オーディオ用プリアンプからパワーアンプまで
真空管アンプの「しくみ」と「基本」
真空管アンプの「しくみ」と「基本」
「情熱の真空管アンプ」
全段差動アンプで高名な「ぺるけさん」による著書です。 真空管アンプ設計・製作のバイブルとして新たなスタンダードになると思います。
わかりやすく順序だった説明は初心者にもオススメです。
アンプの設計と製作をしていくにあたって参考になることが沢山記載されています。
ベテランでも必読の1冊と思います。
「真空管アンプ設計製作自由自在」
比較的古くからある真空管アンプ設計の手引書です。
CRによるフィルターの基礎的な知識や,プリアンプやパワーアンプの設計法,名機の回路解説など充実した内容です。
私が持っているものは誤記や間違いが散見されますが,リニューアルしたようです。
具体的な作例も掲載されていてかなりパワーアップしています!
私も最初はこの本で真空管アンプを勉強しましたので,初心者にもお勧めです。
「真空管アンプのしくみと基本」
真空管のスパイス・シミュレーションで高名な著者による本が出版されました。
著者のHPでは,いままでろくに解析されてこなかった真空管アンプ回路を丁寧に解析されています。
とても参考になりますし,今まで言われていた常識がいかにいい加減で中途半端な仮説であり,かつての時代の回路解説者の身勝手な思い込みであったことがわかります。
購入検討中です!!

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オーディオ・スピーカー関連

改訂増補 リスニングルームの音響学
改訂増補 リスニングルームの音響学
スピーカー&エンクロージャー大全: スピーカーシステムの基本と音響技術がわかる
スピーカー&エンクロージャー大全: スピーカーシステムの基本と音響技術がわかる
スピーカー技術の100年 黎明期~トーキー映画まで: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年 黎明期~トーキー映画まで: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
「リスニングルームの音響学」
オーディオをやるなら,スピーカー,アンプ,プレーヤーをまずそろえると思いますが,それにもまして大切なのがリスニング・ルームの整備と思います。
1/10の模型を駆使して部屋の音響特性を実測し,最適な寸法比を求めるなど興味深い内容になっています。
スピーカの設置方法,定在波のたち方や吸音の方法などが具体的に示されています。
具体的な設計例も示されており,実践的な内容になっています。
MJの連載は読んでいましたが,増補されているようです。
リスニングルームの重要性を認識させてくれる1冊です。
これからオーディオを始める人,オーディオ・ルームを作る人,プロフェッショナル,いずれの方にも読んでいただきたい本です。
改訂増補されています。
「スピーカー&エンクロージャー百科」
スピーカーの基礎から応用までとにかく幅広く,なんでも記載されています。
学生時代に図書館で読んだ記憶があります。
最近のスピーカーは小口径ウーハーを使ったトールボーイばかりで個性がありません。
昔のスピーカーは個性的で面白いものが多いです。そういった面からスピーカーを自作される方にオススメです。
著者は三菱でP-610などのスピーカーの開発を行っていた佐伯多門氏です。
2020コロナ渦中,ついに購入しました。改訂版にはラインアレイなどの最新の技術も盛り込まれています。
エンクロージャーの工作方法など,実用的な内容もあり,毎日読んでも飽きません!
待ってました!MJに長期連載されていた「スピーカー技術の100年」がとうとう出版されるようです!!
左隣と同じくスピーカー生き字引の佐伯多門氏です。
まずは黎明期とのことなので,WEの陣笠などが登場するのでしょう。
連載期間とボリュームから考えて最終的には5冊組みくらいになるかな~と予測。2018/4月
スピーカー技術の100年II 広帯域再生への挑戦: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年II 広帯域再生への挑戦: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年III ステレオの時代と日本製システムの変遷: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年III ステレオの時代と日本製システムの変遷: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年IV 新素材と新技術による音質の追求: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
スピーカー技術の100年IV 新素材と新技術による音質の追求: オーディオの歴史をスピーカーから俯瞰する
amazonの他の方のレビューから引用しますが「考古学的」。
続編,早く出ろ~バブル期のオーディオ熱,浴びたい!
80年代から90年代だけで10冊組くらいのボリュームが必要でしょう(笑)
80年代90年代を生きていたおっさんにはとって,その時代のオーディオへの熱量を懐古するためにとてもありがたい本です。
はたして現代の若者たちにはどう映るのか「モノからコト」へと言われますが,スピーカーの存在など忘れ去られてしまうのか・・・さみしい。
内容は5つ星間違いない(読む前からわかってる)のになぜか買う気になれません。

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ギターアンプ・エフェクタ関連

ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル
ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル
土日で作るオリジナル・エフェクター
土日で作るオリジナル・エフェクター
土日で作るオリジナル・エフェクターPART2
土日で作るオリジナル・エフェクターPART2
「ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル」
ギタリストに必要な電気の知識がわかりやすく解説されています。
インピーダンスとはなんぞやと思っている方にはお勧めです。
エフェクターボードの電源の取り方や,その他ノウハウなどが満載ですので,エフェクターボードを作るときには重宝しそうです。
本屋にはなかなか置いていないのですが,楽器屋さんにはありました。
懐かしいので残しときます。 懐かしいので残しときます。

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トランジスタ・アナログ回路・電源

定本トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 (定本シリーズ)
定本トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 (定本シリーズ)
定本トランジスタ回路の設計 続 (定本シリーズ)
定本トランジスタ回路の設計 続 (定本シリーズ)
アナログ技術センスアップ101―実験で学ぶ回路の高性能化技術
アナログ技術センスアップ101―実験で学ぶ回路の高性能化技術
「トランジスタ回路の設計」
トランジスタ回路を勉強するには最適の一冊です。
実用的な回路を設計・製作して動作を確認していくという手順が非常に参考&勉強になります。。
わたしも高校生の頃にこの本を読んでトランジスタ回路を勉強しました。。
通読すればディスクリートオペアンプやパワーアンプを設計できるようになります。
実際に作ったパワーアンプの音には感動しました。実装がまずくて熱暴走しちゃいましたけど・・・
「トランジスタ回路の設計」
続編です。。
FETの使い方をマスターできます。
ディスクリートの電流帰還オペアンプの設計例も記載されています。
この本を見ながらディスクリート電流帰還オペアンプを使ったエレキギター用のブースターを作りました。
シンプルなFETパワーアンプも設計することができます。
アナログスイッチや,スイッチング回路使用したDC-DCコンバータ,発振回路など高度な回路についても実用的な設計例が説明されています。
「アナログ技術センスアップ101」
アナログ回路,特にLCRなどの受動部品を実際に動作させ,オシロやスペアナで実測し,実際の動作を解説するというなかなか他にはない書籍です。
基本的なCRのフィルタからコイルやフェライトコアを駆使した高周波回路の設計など幅広い範囲をカバーしています。
アナログといっても範囲が広いですが,やはり高周波は避けて通れません。
数式を並べられても良くわからない,そんなとき,感覚を掴むには測定器を駆使して「見える化」する必要があります。 そんな手引きです。
アナ/デジ混在回路設計の勘どころ―知ると知らないとでは大違い
アナ/デジ混在回路設計の勘どころ―知ると知らないとでは大違い
電源回路設計成功のかぎ―要求仕様どおりの電源を短時間で設計できる (アナログ・デザイン・シリーズ)
電源回路設計成功のかぎ―要求仕様どおりの電源を短時間で設計できる (アナログ・デザイン・シリーズ)
「アナ・デジ混在回路設計の勘所」
ノイズ対策の基本的な部分を押さえてくれています。
低周波から高周波まで網羅されています。アンプ作りの参考になる専門書はなかなかありませんが,基板設計,実装設計には非常に役に立っています。
内容も幅広いので勉強にもなります。数式も出てきますが,基本的な考え方を学ぶことができますので助かります。
ノイズ対策というと,貼り物やらオカルトっぽくなるのですが,原理的な部分を押さえるために立ち戻って確認するための本です。
「電源回路設計 成功のかぎ」
DC電源の作り方を解説した本です。
リニア電源からスイッチング電源まで要点を押えつつ,実用的な例を提示してわかりやすく説明しています。
電源はアナログ回路最後のフロンティアともいえる分野です。ぜひ,マスターしておきたいです。
スイッチング電源[1]AC入力1次側の設計 (パワー・エレクトロニクス・シリーズ)
スイッチング電源[1]AC入力1次側の設計 (パワー・エレクトロニクス・シリーズ)
スイッチング電源[2]要素技術のマスター (パワー・エレクトロニクス・シリーズ)
スイッチング電源[2]要素技術のマスター (パワー・エレクトロニクス・シリーズ)
「スイッチング電源[1]AC入力1次側の設計」
スイッチング電源の本ですが,電源装置の1次側に関して詳しく説明されている貴重な本です。
非常に実用的な内容となっており,真空管アンプの設計にも役立ちます。
今までなぜこういう本がなかったのか。私の推測ですが,あまりにも実用的過ぎてメーカーにとって門外不出のノウハウだからではないでしょうか。
ヒューズの選び方も非常に具体的。バリスタ,アレスタなどの回路保護部品についても具体的かつ,実用性が高いです。
いま,一番読んでいる本です。続編がなかなか出版されませんね・・・
「スイッチング電源[2]要素技術のマスター」 2020コロナ渦中とうとう買いました。
[1]がとっても実用的だったのですが[2]は応用性の高い汎用的な基礎知識になっており概念的・理論的な内容です。
ボード線図を駆使した安定なスイッチング電源の設計方法は参考になります。
FETなどのスイッチング素子の選定方法も参考になります。SiCといった最新素子も言及されています。 [1]の出版から[2]の出版まで大分時間が空きましたが,その間に筆者さんの視点が実用性から汎用的知識へ変わったように感じました。

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オペアンプ関連

OPアンプの歴史と回路技術の基礎知識 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 1巻)
OPアンプの歴史と回路技術の基礎知識 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 1巻)
OPアンプによる信号処理の応用技術 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 2巻)
OPアンプによる信号処理の応用技術 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 2巻)
OPアンプによるフィルタ回路の設計 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 3巻)
OPアンプによるフィルタ回路の設計 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 3巻)
「OPアンプの歴史と回路技術の基礎知識」
アナデバのオペアンプ本です。
オペアンプの歴史やプロセスの開発経緯について詳しく説明されています。
ヨチヨチ歩きだったオペアンプが高精度化・高速化・低ノイズ化していく過程は技術書としてだけでなく,読み物としても実に興味深いです。
読み終わる頃にはアナデバのオペアンプが欲しくなっているはずです(笑)。
「OPアンプによる信号処理の応用技術」
計装アンプ,ADのインターフェース,DACのバッファ,各種センサのインターフェースなど工業向けの応用例の具体的な回路が紹介されています。
高精度なセンシングシステムを構築するのに役立ちそうです。
ハイ・インピーダンス回路の応用例も豊富なので楽器向けにも参考になります。
ADCの応用例と実用上の注意点が多いので,録音用のADCを作りたくなっちゃいます。
「OPアンプによるフィルタ回路の設計」
オペアンプの基本であるフィルター回路について説明されています。
HPF,LPF,BPF,BEFなど様々な特性のフィルタを様々な次数で設計することが出来ます。
PCM録音用の高次のLPFなど実際に作ってみたくなってしまいます。
後半には,計算どおりにならない実用上の注意点などが解説されています。
フィルター回路は本1冊には収まらないほど奥が深いものですが,実用的な設計手引き書は少なかったりします。
OPアンプによる増幅回路の設計技法 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 4巻)
OPアンプによる増幅回路の設計技法 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 4巻)
OPアンプの実装と周辺回路の実用技術 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 5巻)
OPアンプの実装と周辺回路の実用技術 (アナログ・テクノロジシリーズ OPアンプ大全 第 5巻)
定本OPアンプ回路の設計―再現性を重視した設計の基礎から応用まで (定本シリーズ)
定本OPアンプ回路の設計―再現性を重視した設計の基礎から応用まで (定本シリーズ)
「OPアンプによる増幅回路の設計技法」
オーディオ用,ビデオ用,通信用など様々な増幅回路の実用例が示されています。
マイク・アンプ,RIAA EQ,バランス・ライン・レシーバー,ライン・ドライバーの実例が豊富です。
低雑音アンプや,低歪率アンプ,高速アンプなど高性能な回路が動作特性の実測データを含めて満載されています。
特に容量性負荷を駆動するバッファアンプの解析は役に立ちました。
長いケーブルを駆動するのは案外大変だということです。
5532や5534とアナデバの石を比較したりしていますが,アマチュアではなかなか測定できない超低歪みの領域なのでかなり興味深いです。
結局,高性能なICでもダイヤモンドに化けるかどうかは使いこなし次第ということでしょうか。
「OPアンプの実装と回路周辺の実用技術」
実装上の注意や,EMI対策,熱設計,過電圧保護,基板設計,受動部品の使いこなしなど,実用的なノウハウが詰まっています。
いままであるようでなかった,回路設計後から実動作に至るまでに四苦八苦する実用的な内容が網羅されています。
回路設計は出来るようになったけどイマイチ動かし方がわからない,作り方がわからない,うまく動かないという時に非常に参考になります。
アナデバ・アンプ本シリーズ5冊中では一番実用的な内容になっています。
アナログ回路設計のプロがどういう仕事をしているのかが良くわかりました。
このシリーズを4冊読んでOPアンプについて理解し,これから実戦を始めるというときに読めばより効果的と思います。
いままでこういった書籍はなかったので実戦真っ只中のプロの方にもお勧めしたい1冊です。
「オペアンプ回路の設計」
オペアンプ選定し,実際に使える回路にするまでに必要な知識を一通り学ぶことが出来ます。
回路例などの実用的なTipも満載です。
アナデバのオペアンプ本のように特定メーカーのバイアスがかかっていないので視野が広がります。
解析OPアンプ&トランジスタ活用―増幅回路設計の真髄を検証する
解析OPアンプ&トランジスタ活用―増幅回路設計の真髄を検証する
Pアンプ活用100の実践ノウハウ―最善の性能を引き出す選択と活用のすべて
Pアンプ活用100の実践ノウハウ―最善の性能を引き出す選択と活用のすべて
OPアンプ活用成功のかぎ―ICを正しく理解して正しく使う (アナログ・デザイン・シリーズ)
OPアンプ活用成功のかぎ―ICを正しく理解して正しく使う (アナログ・デザイン・シリーズ)
「解析OPアンプ&トランジスタ活用」
オペアンプの内部回路を考察しながら,長所・短所について解説しています。 IC設計の秘密を知ることができます。 そしてアプリケーションに最適なOPアンプを選べるようになります。
汎用オペアンプとして有名な品種の解説が興味深いです。 様々なメーカーのOPアンプが記載されているのも魅力です。
先輩から借りて読んだのですが,今は絶版なんですね。おしい。再版されたのかな?
「OPアンプ活用100の実践ノウハウ」
まだ購入していませんがオペアンプ本として気になる本です。
「OPアンプ活用 成功のかぎ」
持っていないのですが,読んだことはあります。 実践的な内容が多くて参考になると思います。 オペアンプはなんといってもTIとアナデバの2強の時代ですからね。

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発振回路・PLL回路・ADC・DAC関連

定本発振回路の設計と応用―CR発振からディジタル・シンセまでを実験で解析
定本発振回路の設計と応用―CR発振からディジタル・シンセまでを実験で解析
PLL回路の設計と応用―ループ・フィルタ定数の算出方法とその検証
PLL回路の設計と応用―ループ・フィルタ定数の算出方法とその検証
AーDコンバータ活用成功のかぎ―変換のメカニズムと性能の引き出し方 (アナログ・デザイン・シリーズ)
AーDコンバータ活用成功のかぎ―変換のメカニズムと性能の引き出し方 (アナログ・デザイン・シリーズ)
「発振回路の設計と応用」
発振回路なら何でもありです。
VCXOを使ったDACを作るためにこの本で発振回路について学びました。
CR・LC・セラミック・水晶など各種発振器,各種VCO・VCXOの実例,ファンクション・ジェネレータ,PLLシンセサイザ,DDSまで,,,低周波から高周波まで幅広く網羅されています。
実例が豊富で理論から設計,動作解析を通じてアナログ・デジタルに関わらず電子回路の全ジャンルが学べます。
正直とっつき辛い内容で,増幅回路だけをいじっている人には不要かもしれませんが,エンジニアとしてアナログ回路に関わる人には必須の内容と思います。
「PLL回路の設計と応用」
PLLを勉強するならこの本がお勧めです。というか他にはロクな本がない。。
基礎的な論理から実用的な設計法,実用上の注意点などが詳細に説明されています。
アナログ回路を設計するならば一度目を通しても損はないです。
引き込みが速く,スプリアスが少ないクロックを作るというのはある意味オーディオに通ずるものがあります。
というよりもピュアなクロックを作れなければ,デジタルオーディオは成り立ちません。
特筆すべきは,VCOのジッターに影響する電源ノイズについての考察です。3端子レギュレータのノイズ特性については目からうろこでした。
PLLは純粋なアナログ回路だという当たり前のことを再認識しました。
「A-Dコンバータ活用成功のかぎ」
ADCを使いこなすための本です。扱われている技術領域が広く,実例に基づいた説明になっていますので大変参考になります。
電圧リファレンスやアンチエイリアシングフィルターなどの周辺技術もしっかり網羅しています。
また,高精度な測定にまつわる統計処理や回路構成の考え方なども学ぶことができます。
「⊿Σ方式」についても多く語られており,高い性能を実現するための何を行っているのかが理解できました。

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アナログ集積回路関連

システムLSIのためのアナログ集積回路設計技術 下
システムLSIのためのアナログ集積回路設計技術 下
システムLSIのためのアナログ集積回路設計技術 上
システムLSIのためのアナログ集積回路設計技術 上
CMOSアナログ回路入門―LSI設計者のための (半導体シリーズ)
CMOSアナログ回路入門―LSI設計者のための (半導体シリーズ)
「アナログ集積回路設計技術」
名著です。仕事でアナログICを扱う人は必携と思います。
トランジスタ素子の特性から,トランジスタの複合回路まで,数式を駆使して論理的に解説されています。
トランジスタ自身を設計するという視点で執筆されていますので,基礎から勉強するヒトにはオススメです。
バンドギャップリファレンスや各種カレントミラー回路,素子サイズの話,素子のレイアウトなど参考になることは沢山記載されています。
わたしは上っ面の知識があればよいので通読できていません(汗)
「アナログ集積回路設計技術」
名著下巻です。
帰還回路の設計・動作解析,周波数応答,全段差動アンプ,ノイズ解析・設計などなどIC内部の情報が満載です。
演習問題なども豊富に用意されていますので,まじめに勉強すればものすごく力になると思います。
きっと,ディスクリート回路の設計にも役に立つと思います。
こちらも通読できていません(汗)
「CMOSアナログ回路設計入門」
日本人の著者による専門書ですので,英文を無理して翻訳していないせいか,読みやすく実戦的です。
専門書としては平易な文章で説明されていますので,専門的な知識がなくても通読することができると思います。
図が多いのも理解の手助けになります。C-MOSプロセスの解説や,障壁の話など,イメージ図を見れば「百聞は一見に如かず」,いままで理解に苦しんでいたことが頭に入ります。
この本を読んでバンドギャップリファレンスの原理をやっとこ理解することができました。

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電子部品関連

電子機器設計者が知りたい電子部品の故障原因とその対策
電子機器設計者が知りたい電子部品の故障原因とその対策
抵抗&コンデンサの適材適所―回路の仕様に最適な電子部品を選ぶために (新コアBOOKSシリーズ)
抵抗&コンデンサの適材適所―回路の仕様に最適な電子部品を選ぶために (新コアBOOKSシリーズ)
「電子部品の故障原因とその対策」
半導体,コンデンサ,抵抗器,配線板などの電子部品がなぜ壊れるのか,メカニズムを科学的に解説しています。
過去の実例に基づいて,具体的な原因・対策が豊富に記載されています。 ほかにはこのような本は知りません。
信頼性の高い電子機器を生産するために必要な部品に関する知識が詰まっています。
難しい数式は出てきませんが,文章の割合が多く図が少ないので,基礎を知らないと直感的には理解しづらいかもしれません。
著者は松下にお勤めだったそうです。 個人的にですが松下の部品は信用度が高いです。
「抵抗&コンデンサの適材適所」
抵抗・コンデンサの種類,使用上の注意などが,具体的な選定方法とともに記載されています。
やや概念的な部分に終始する傾向があり,細かい疑問には答えてくれないのですが,概要的に全体を知るのにはよいです。
回路設計を始めたばかりでどんな部品をどのように選べばよいか迷いがあるような人には道を示してくれると思います。

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音響機材やギターアンプ,オーディオアンプなどの自作を始めるにあたり,知識はあまり必要ではありません。
興味と情熱があれば始めることは容易です。

あらゆる部品・回路技術を駆使した自分独自の回路を設計したいという気持ちは誰もが持つものです。
しかし,デバイスを組み合わせて設計をするとなると,それなりの知識が必要になってしまいます。

本を読み,少しずつ知識を増やしながら,次の作品の構想を練る。
次の作品のここに応用できそうだ!と考えるのは楽しいことと思います。

皆さまのおかげで900円分のポイントがたまりました。あと半年位したら本1冊くらい買えるといいのですが・・・2009-06-06


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