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CLEAN 2nd
禁無断転載
クリーンチャンネルの2段目です。
カソードバイアス抵抗1.5k,プレート負荷抵抗100kの標準的な1段増幅回路にブーストスイッチを追加しています。
ブースト回路は減衰量を調整してブースト効果を出す方式で,中音域より上の帯域のみが11dBブーストされます。
R7 | 1.5k | カソードバイアス抵抗。フェンダー標準値 |
R8 | 100k | プレート負荷抵抗。フェンダー標準値 |
R9 | 1M | ブーストスイッチをONした時にR11との組み合わせで分圧比を変化させてブースト効果を出すための抵抗。ブーストONでも信号は減衰していて,減衰比は-13dB |
R10 | 3.3M | R11との組み合わせで分圧して信号を減衰させている。ブーストOFFでは減衰比が-24dBになる |
R11 | 220k | ブーストオフの時はR10との組み合わせで分圧して信号を減衰させ,ブーストONの時はR9も含めて分圧比を決めている |
C7 | 22u | カソードバイアス抵抗バイパスコンデンサー。fc=4.8Hz |
C8 | 0.022u | 直流をカットして交流だけを通す次段との結合用のコンデンサー。ブーストオフでfc=2Hz。ブーストONでfc=6Hz。いずれにしても問題にならないくらい低い周波数になっている |
C9 | 1000p | ブーストONの時に約130Hz以上だけブーストするためのHPF用コンデンサー |
C10 | 12p | ブーストオフの時に高音域がなまってしまうのを補償するするためのコンデンサー。3.3Mなどの高抵抗使うと次段の真空管の入力容量の影響で高音域の帯域が劣化してしまう。このように小容量のコンデンサーを追加すると帯域の劣化を補正できる。 |
SW2 | * | ブーストスイッチ。ブーストOFFで-24dB,ブーストONで-13dBなので,その差分の11dBがブースト量になる |