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Bogner Ecstasy schematics(回路図)
禁無断転載
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総評
ブースト機能を各所に仕込んだり,増幅段のバイパス機能があったりとかなり多機能ですが,回路構成はシンプルでストレートです。 設計者が経験豊かな実戦派であることを感じさせます。 全体の構成は,大まかに2つのチャンネルに分けられクランチまで出そうなクリーンチャンネルと,よく歪みそうなチャンネルの2つになっています。 クリーンチャンネルはフェンダー系の回路構成になっていて,オーバードライブチャンネルはマーシャル系の回路になっているようです。 特に"プレキシ"モードではシンプルなオールドマーシャルの回路となるのところなど,設計者の心意気を感じます。 ディストーションチャンネルはゲインとマスターが2系統あり,使い勝手がよさそうです。 フェーズインバータにも工夫が施され,負帰還量を変化させることで様々なタイプのスピーカーキャビネットに対応できそうです。
リファレンスにした回路図に怪しい部分が何点かあるので,一概に批判することはできませんが,高抵抗を使用していたり,回路が完全に浮いてしまう部分見受けられます。 また,オーバードライブチャンネルの2段目でバイアスをDC的に切り替えていることが気になりました。 チャンネルの切り替えはリレーを用いているようです。 シンプルな回路から幅広い音色を作れるのでどのような音楽ジャンルでも使えそうです。 エフェクトセンドリターンなどの機能も十分でプロの要求にも完全にこたえてくれるアンプだということが回路図からも伺えます。
THDと協力関係にあるらしく,基板はヘビーデューティー&高信頼のものを使用しているようです。 部品も金属皮膜抵抗やBOX型のフィルムコンなどを使用しています。 Power管はサブシャーシに乗せられており振動の影響を低減しています。
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