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1st STAGE
禁無断転載
初段の増幅回路です。
カソードのバイパスコンデンサーをON/OFFしてゲインを切り替えています。
また,SW2でブーストできるようになっています。
チャンネルの切り替えはVRの入力側,出力側の両方で行っており,干渉を防止しているようです。
VRにはコンデンサーが抱かせてあって,フェンダーアンプで言う所のブライトスイッチが常にONになっているのと等価になります。
R2 | 1.8k | カソードバイアス抵抗。フェンダー標準値は1.5kだが,大きくするとゲインを稼ぐことができる |
R3 | 220k | プレート負荷抵抗。フェンダー標準値はは100kだが,大きくするとげいんを稼げる |
R4 | 47k | SW1を開放したときにC1の電荷を逃がす。これがないと切り替え時に「バチッ」という |
R5 | 2.2M | SW3,SW4が同時に開放される瞬間にC2がグランドから浮かないようにする |
R6 | 680k | C3と組み合わせてHPFを構成している。Fc=120Hzくらいで,SW2が閉じるとブースト的な効果になる |
R7 | 2.2M | VR1,VR2と組み合わせて信号を減衰させている。 |
R8 | 470k | 具体的な動作は不明。2段目のグリッドに直列に入っている |
C1 | 1u | カソードバイアス抵抗バイパスコンデンサ。Fcは160Hz程度だろう |
C2 | 0.02u | 結合用コンデンサー。Fcは低い |
C3 | 0.002u | R6と組み合わせてHPFを構成。 |
C4 | 82p | 高音域のコモリを補償するコンデンサー |
C5 | 0.001u | ブライトスイッチ的な効果がある。ゲインを下げたときに抜けがよくなる |
C6 | 0.001u | C5と同じ |
C7 | 20p | LPFなのだが,Fcが17kHzと高すぎるので高周波のノイズ防止用かと思われる |
VR1 | 1M | ゲイン調整用ヴォリューム |
VR2 | 1M | ゲイン調整用ヴォリューム |
SW1 | * | ゲイン切り替えスイッチ |
SW2 | * | ブーストスイッチ |
SW3 | * | チャンネル切り替えスイッチ。負荷が重くならないように使わないVRは切り離している |
SW4 | * | チャンネル切り替えスイッチ |
SW5 | * | チャンネル切り替えスイッチ |
SW6 | * | チャンネル切り替えスイッチ |