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MESA Boogie Dual Rectifier schematics(回路図)
禁無断転載
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総評
まず最初に現行のDual-Rectifierとは回路が異なるということを断っておきます。 現行品はクリーンチャンネルが独立しているようですが,この回路図は独立していません。 この回路はクリーンチャンネルもオーバードライブチャンネルも同じ増幅回路を共用しており, カソードのバイパスコンデンサーを切り替えることによって, クリーンを出したいときにはゲインを大幅に下げて歪まないようにしています。 増幅率が下がるので,S/Nが悪くなることはありませんが,若干気持ち悪い回路構成です。 個人的にはクリーンチャンネルは増幅段を減らしたほうがよいと思います。 しかし,回路構成は単純明快。最小の真空管本数で多彩な音が出るようになっています。 切り替えはリレーを駆使しているようで,沢山あるスイッチをマトリクス状に組み合わせて切り替えることによって音色切り替えを演出しています。 スイッチとつながるコンデンサーには必ず抵抗をかましているなど,細かい部分まで神経の行き届いた設計が成されています。 エフェクトセンドリターンも工夫されていて,真空管のみを使ってシンプルに機能的に仕上げています。 さすがメサブギといったところでしょうか。
さすがに生産量の多いアンプなので手作り感はあまりありません。 大きなプリント基板にほとんどの部品を実装しています。 部品はアメリカ製の高信頼パーツ,オレンジドロップ,アトムなどを使用しているようです。 ポットへの配線に疑問を感じますが,合理性を追求するとこんな形になるのでしょう。 大量生産品ながらメーカーの良心を感じます。
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