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Fender USA
American Classic Stratocaster


フェンダーのアメリカン・クラシック・ストラトキャスター

一応カスタムショップ製。アメリカンスタンダードストラトのカスタムショップバージョンということで1998年頃に発売されたモデル。
その後すぐにラインアップから消えてしまい現在はあまり見かけない。
仕様はアルダーボディにローズウッド指板のメイプルネック。

ネックの木材はバーズアイメイプルやフレイムメイプルなど,見栄えのする材をラッカーフィニッシュで仕上げている。
ちなみにこのストラトはバーズアイ。
ビンテージストラトなどのレギュラーモデルではネックに褐色を着色して日焼けした経年変化をシミュレートしているが,このストラトは透明のラッカーで仕上げているので木肌のの色がそのまま出ていて白っぽく見える。
ちなみにボディの塗装もラッカーらしい。
指板のRは最近のギターらしく緩め。
弦高を低くしてもチョーキング時に音切れしにくい。
しかもジャンボフレットなのでチョーキングしやすい。
このギターの一番のポイントは22フレットまであること。
普通ストラトは21フレットしかないが,これは22フレットあるから最高に頼もしい。

PICK UPはスティービーレイボーンモデルなどに採用されているTexas Specialを搭載。
パワフルで叫ぶようなトーンだ。
ボディはサンバーストにゴールドパーツ,ベッコウ柄ピックアップガードで結構派手目。
重さは標準的。最近ボディの鳴りがよくなってきた気がする。
このようにブルース好きでストラトを弾く人にはたまらん仕様だ。。。

改造は持ち帰った初夜から始まりました。
まず,ナットがいまいちだったので交換。現在はブラス製のナットを使用。
トーンコンデンサーの交換。スプラグのヴィタミンQをつけてます。トーンを絞ったときに存在感がある感じになりました。ん?今はセラミックかな?
ここまではスタンダードな改造ですが,続いてきわどい改造。
トレモロアーム切断。ジェフベックサイズに切断しました。
内部配線材の交換。ベルデンのテフロン皮膜,銀メッキ7芯より線を用いています。 ピックアップのワイヤーが切れやすいので要注意です。現に失敗しました。ん?今はモガミかな?
ペグをシュパーゼルに交換に。ヘッドに穴をあける必要がありましたが,これで使い勝手がかなり向上しました。
ただし弦交換が楽になったぶん,弦を張り替える頻度が多くなって出費がかさみます。
そうそう,ロックピンはデフォルトでついてました。

以下,ピックガードをよくはずす人にお勧め!
木ネジをはずした穴にアロンアルファをたらして一晩放置。これでネジ山が崩れにくくなります。
木ネジをねじ込むときは無理な力はかけないように。
私がかつて発見した木ネジを締める時のコツを伝授しちゃいましょう。
一旦ネジを緩む方向に回してカクッと沈むところがボディに刻まれたネジ山と木ネジのネジ山が噛み合うところ。
無造作に木ネジを何度も取り外しするとすぐにネジ穴がバカになっちゃいます。ご注意を・・・


ネックは微妙に順反りで概ね10フレット以上でびびらないように弦高を調整。
弦のゲージは10〜46。指に食い込む感じが好き。
ピックアップは低め。
トレモロはフローティング設定。
タッチをやわらかくするためにバネを2本にしてかなり引っ張る。
グリッサンド時に引っかからないようにフレットの端を丸く削ってます。


アームはジェフベックサイズに切断しました。
このぐらいの長さならばピッキングしながらアームを保持できます。
アームはねじ込むタイプですが,ねじ穴にはバネが入っています。このバネは無くしやすいのでケースに入れる時もアームは外しません。



唐突に更新2010-07-26
トレモロスプリングをRAW VINTAGEのものに交換してみた。 今まではタッチの軽さを優先して2本のばねを目いっぱい引っ張っていましたが,お勧めどおり4本取り付けてバランスをとってみた。 確かにスプリングの鳴りが加わって生鳴りがよくなった感じがする。こういうハード的な部品交換はあまり好きではないのだが,2000円という破格の安さに心惹かれてしまったわけだ。

もう一箇所,配線材も変えた。POTからJackまでの配線は今までずーっとBELDENの同軸を使っていたがこれを低容量のツイストペアに変更。 もう少し詳しく言うとMOGAMIの2514に交換。 癖が取れてクリアになり自分のギターじゃないみたいになってしまったが,案外これが本来の音だったりして。 ちょっとキレイ過ぎるので案外クロスワイアーが一番しっくりくるのではという疑念が消せない。。



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