真空管ギタープリアンプの回路設計


基本回路
カソード接地回路

トーンコントロール
Tone Stack

ディストーション回路
歪み発生回路

イコライザー
音作りの基本,Pre EQ,Post EQ

リバーブ

まとめ


ギターアンプの生い立ちを踏まえながら,プリアンプの設計とは何ぞやということについて考えてみました。

まず,「フェンダー(Fender)」と「マーシャル(Marshall)」にまつわる話を紹介します。

現在においてもギターアンプの市場で代表的なブランドであるフェンダーとマーシャルですが,この二つのブランドには興味深い接点があります。 マーシャルのJTM-45というモデルは,あるイギリス人の電気屋が当時ロンドンではまだ高価だったフェンダーのBassmanをコピーして作り,販売したのが始まりです。

マーシャルのルーツはフェンダーにあるということです。

つまり,現在のギターアンプを語る上ではフェンダーのギターアンプが鍵を握っていることになります。 フェンダーのギターアンプを理解することで,ギターアンプの大体のことが分かるようになり,定石を学ぶことができます。

その他に色々なつながりを挙げると,「メサ・ブギー(Mesa/Boogie)」もフェンダーアンプの改造していたランドール・スミス氏が興した会社です。 「リベラ(Rivera)」というアンプメーカーはフェンダーでギターアンプの設計を行っていたポール・リベラ氏が独立して設立した会社です。 また,改造マーシャルから発展していった「ソルダーノ(Soldano)」や「ボグナー(Bogner)」などのアンプもまた,元をたどればフェンダーをルーツに持つといっても過言ではないでしょう。

このようにフェンダーアンプは現在のギターアンプの基礎になっているのです。

もちろん全てのギターアンプがフェンダー系というわけではありません。

有名なのは「ヴォックス(VOX)」です。ヴォックスはフェンダーとは異なったオリジナルな回路構成です。 ヴォックスはイギリスのメーカですが,最近のブティックアンプ,「マッチレス(Matchless)」や「バッドキャット(Badcat)」など,出力管にEL-84を使用したギターアンプの基礎になっています。 アメリカでは「ギブソン(Gibson)」や「アンペグ(Ampeg)」がエレキギター黎明期からギターアンプを作り初めており,フェンダーとは文化の異なるアンプを作っていました。 一方イギリスでは,マーシャルより後に生まれた大出力系のアンプ,「ハイワット(HIWATT)」,「オレンジ(Orange)」などの個性的なアンプがありました。

ギターアンプなんてヘンテコこな増幅装置に興味を持つ人はまれなので,文献が少なく参考になる資料も少ないです。 ギターアンプの中身に興味をもった方の参考になれば幸いです。


オールチューブプリアンプ(ALL TUBE PREAMP)の修行旅へ

参考文献



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