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ラックに組み込み

更新日2006-07-09


フロントパネルの加工

ラックケースは奥澤のちょっと安めの2Uラック
タカチのものよりは作りは荒いがまあ,試作品だし値段相応ということでいいんじゃないか。

・つまみは11個
・チャンネルセレクトスイッチが3つ
・インプットはフロンパネルだけ(リアパネルには無し)
・ブライトスイッチをそれぞれのチャンネルに取り付け
・選んだチャンネルのゲインとマスターボリュームにLEDが点灯する・・・予定

組み込むに当たっていくつかの工夫が必要。
今までトグルSWを使用して手動で切り替えていたが,リレーを使用して切り替えるようにする。
フロントパネルからの操作を中心に考えるが,フットスイッチからも操作できるようにする・・・予定
74HCシリーズのロジックを使用して各チャンネルのボタンを押すとそのチャンネルが選択されるようにしてみた。
3チャンネルなので,2chよりも複雑なロジック回路になってます。
リレーは3端子レギュレターで安定化した5Vとトランジスタを使用してスイッチングしてます。

ところで,世の中のアンプでリレー切り替えのものが少ないが,なぜなのか?
その理由が判明しました。
真空管回路では高電圧を扱うため,DCカットするためのコンデンサーに漏れ電流が発生しやすい。
さらに微小信号を同時に扱うため,カップリングコンデンサーに少しでも漏れ電流が発生すると,切り替えの際にバチっと音が出てしまう。
トグルSWを使用して手動で切り替えていたときは気にならなかったのですが,リレーではチャタリングが多量に発生するので,音として聞こえてしまうようです。

実際カップリングコンデンサーの出力は4mVほどのDCが出ていました。
この状態でチャタリングすると4mVの方形波が発生するので音として認知されてしまうと考えられます。

リレーはフォトカプラのように高抵抗になるのではなくOFFにすると完全に遮断されるので,DC電圧が出やすいということに加え,
構造上チャタリングが出やすいのでDC電圧があると切り替え時に音として認知されやすいと推測されます。
この二つの欠点があるので,ギターアンプには不向きなのだと思います。
伝統的にフォトカプラを使っているのかと思っていたのですが真実は意外なところにあったようです。

LEDはφ3のモノを接着剤で固めて取り付ける予定。
表面からドリルでザグって光が拡散するようにしてみました。
結構繊細な仕事でした。。。


組み込み

赤白の配線がいけてないが,これはチャンネル切り替えロジック用の配線。

組み込むに当たって部品をいくつか交換しました。
・Xiconのカーボンコンポジット抵抗
・SOZOのフィルムコン
・Daleの金属皮膜抵抗
・フジクラのLANケーブルをばらした,裸銅・単線・固めの皮膜(臭いからして架橋ポリ)のツイストペア配線材
・一部に24AWG・銀メッキ・19芯同心撚り・テフロン皮膜のツイストペア配線材
・ヒーターバイアスを印加(約70V)

その他変更は
・ヒーターバイアスを印加(約70V)
・ディストーション回路小変更
・ブースト回路大変更

反省をしましょう

部品配置に苦労しました。
ってか実体配線図なし,部品加工図面なし,という行き当たりばったり,設計なんてしてません。
適当に穴を開け,適当に部材を購入してその場で合わせ込むという,なんとも言えない方法でやっつけました。
お陰で真空管の配置が決まらず,適当に開けた穴に縛られ立てに置きたかった真空管が横向きになり,適当に開けたリアパネルの部品と干渉する始末。
リアパネルの向きを誤魔化して何とかするもののACの引き回しが長ーくなりました。
やっぱりちゃんと設計しましょう。考えましょう。

リアパネルの向きが・・・
刻印で文字を入れてみたのだが,上下逆でした。
ただ,部品配置上,向きを逆にすることにしたので辻褄は合いました。
ちゃんと設計しましょう。

ノイズが〜でる〜!!
これだけノイズに気を使って実装したにもかかわらずひどいノイズが出ました。。。
ヒータバイアスが原因か??そんなことはないです。
筐体にアースを落としていいないから??それもちがいました。
原因はロジック系のグランドが浮いていたことでした。
ボリュームを中点付近に持ってくるとハムみたいな整流ノイズみたいなのがドワーっと出るのです。
リレーのコイルと信号線は結構クロストークするみたいです。
ロジック系をグランドに落としたらノイズはほとんどなくなりました。

なんかゲイン低いんだけど??
ノイズがなくなり各チャンネルの確認中にディストーションチャンネルの音を出すと,なんかゲインが低い。
1段目の出力が1段目の入力につながっている。
2段目の入力にはちゃんと信号が入っている。
1段分ゲインが低かったらしい。。。
発振もしなかったし,上機嫌だったが,最低最悪。
結構ばらしてからくみ上げたので,部品配置も行き当たりばったりだったから,どっかで勘違いしたらしい。
とりあえずつなげてみる。
珍しく低域で発振。。。。
回路を変更したのが間違いらしい。
カソードの抵抗を共通にしてみたのだがそれがいけないみたい。
不精せずに通常のつなぎ方にするとうまいこといった。
発振防止のコンデンサーをひとつも入れないのに発振せずに12AX7 4段分のゲインを稼いでいる。
素晴らしい。

肝心の音は?

音を少し練りこんだ結果,ブーストチャンネルのサスティーンがよくなりました。
ただ単にゲインがあがっただけということもあるかもしれないけど。
しかしクランチが自分の思うようになりません。
そこそこ気持ちいよいのだが,ビリビリという荒い歪みが耳につきます。
ブースト状態からのサスティーンで音が減衰していく中,途中でビリビリという音がブブブと途切れるのです。
これが気持ちよくないっす。
チューブアンプ特有の粘りみたいな感触は良く出ていると思います。
レイボーン系のクランチクリーンでも音に太さがあり,粘りとコクがうまく出せていると思います。

ディストーションチャンネルはご機嫌のハイゲインディストーションに仕上がったです!!
部品を変えた所為なのか,音の生々しさがUPしている気がします。

クリーンチャンネルは濃いめのクリーンになっているが,これはパワーアンプの特性も多分に影響しているでしょ。

ブロックダイアグラムを。(でかいっす)

赤がブースト,緑がディストーション(最後の真空管はカソフォロ),青がクリーン(トーンコントロールはブーストと兼用)
一番右側の真空管は出力バッファ用のカソフォロっす。
ミソは初段は全て共通であること,全てのチャンネルの信号の位相が一致していることです。

おまけ,ポットはCTS。国内産より安かったりして。。。
手持ちのギターのポットもCTSだが,10年近くガリは発生していないことを考えると,信頼性は高いのではないんでしょうか。
一部にスプラグの白いフィルムコンを使用してます。
TONE周りはポットの背面にPINを立てて配線してインピーダンスの高いラインを引き回さないようにしたっちゃ。

赤白の線材はリレー制御とスイッチ用だす。
リレーはNAISで。

グラウディング(アーシング?)は各段ごとにまとめてアース母線に落としていく方式だっしゃろ。
プレート配線は引き回しても大丈夫だが,グリッドとカソード周りはできるだけコンパクトにまとめるべしぶしゃひでぶ〜。


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