真空管ギターアンプの部品選定

(真空管ギターアンプを自作したい人に知ってほしい)

2008年頃初稿


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お勧めの名盤,高音質盤「よく効く音楽」はこちら・・・
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抵抗器(Resistor)
固定抵抗器

ボリューム(Potentiometer)
ボリューム,POT,可変抵抗器

電解コンデンサ(Capacitor)
フィルムコンデンサ+その他

ヒューズ(Fuse)
機器の保護・安全性

出力トランス(Output Transfomer)

電源トランス(Power Transfomer)

スイッチ(Switch)
トグル,スライド,ロータリー

切り替え素子(Switching Device)
リレー,フォトカプラ

ジャック(Jack)

真空管ソケット(Socket)

配線材

まとめ


真空管ギターアンプに使用する部品について聞きかじった情報をまとめて,これからギターアンプを作るヒトのためにまとめてみようと思い立ちました。 ただ,部品については非常に迷信的な部分が多く,残念ながら「良い音がする部品」についての知識を伝えることはできません。 私は「部品を交換して音がよくなった」経験が少なく,そういった知識を持ち合わせていないからです。 より大切なこと,正しい部品を選べるようになるのがまずはじめの一歩ということを念頭に置きながら記述していこうと思っております。 もうひとつ,貧乏性なのか熱意不足か「高価な部品」は試していません。

私が部品選定の際に気を遣うのは信頼性です。 自作アンプなのでそんなに長く使うわけではありませんが,長期間安定した動作ができるように設計を行い部品を選定しています。 信頼性には当たり外れが少ないとか,いつでもどこでも無難に動いてくれるという意味合いも含みます。 よく,巷で「この部品は良い」という声を耳にしますが,経験が長いベテランの方ほど信頼性の高い部品を推奨している傾向があります。 「音質がよい」と言っているのか,「信頼性が高い」といっているのか,「良い」といっても色々あるのです。 「音質の良し悪し」は多少にせよあるかもしれませんが,他に考慮すべきことはに比べたら小さな差です。 まずは「キカイは長期間に渡って正確に動作するべし」という視点から部品について考えたいと思います。。

ひとつ例え話を考えて見ましょう。 ゲルマニウム・トランジスタを使用したファズの音色が好きだとします。 しかしながらゲルマニウム・トランジスタは温度によって特性が変わりやすく,温度が上昇すると音が出なくなるモノもあります。 つまり演奏中にステージの温度が上がれば音が出なくなる。これは「キカイ」としては失格です。

どこかで読んだのですが「ファズを複数台用意して,冷蔵庫に入れておき,1曲終わるごとにペダルごと交換する」というアホみたいな実話もあるようです。

もし,このゲルマニウム・ファズに現代的な味付けをするならば,ペルチェ素子を使用した恒温槽をつくり,その中に基板を入れればいいと思います。 つまり,演奏性や実用性を重視したゲルマニウム・ファズを作るならば,冷蔵庫つきになるということです。

常に安定した動作を求められるプロ用の「キカイ」とはそういうモノです。

以下できるだけ具体的な部品名,メーカー名を挙げるようにしていますが,個人的な好みのバイアスがかなりかかっています。 そんなに経験が長いわけでもないし,日曜大工程度の趣味なので,一意見として参考程度に考えていただければ幸いです。

最近は線材やコンデンサ,抵抗で音が変わる!とかずいぶんといろんな情報が広まっています。 サボっている間に大分おいていかれてしまいました。。。むしろ皆さんのほうが情報をお持ちでしょ?教えてくださいね。

#文章だけの辛い感じなので,自分が欲するように,写真を充実していければなあと思います。


オールチューブプリアンプ(ALL TUBE PREAMP)の修行旅へ
自作プリアンプをネタに回路設計とトーン・チューニングのコツを説明、ダンブルアンプや12AX7の解説も追加

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